2011年10月28日

十兵衛軍曹の極太射程♂#12



極太話・その12
「ストイックがモテると考えているヤツは青臭い」




ちょっと前に毒舌さんから『ガンスリンガーガール』という
アニメのDVD‐BOXを、お借りしました。

ジャケットを見ても、主役の少女がロリ顔で明らかに私の好みではない。
ホットパンツの金髪ネェちゃんが、胸をプルプル揺らしてマシンガンを撃つ可能性はたぶん0%。

どちらかと言えばこれは「レオン」のマチルダが大好きな、ニック曹長のストライクゾーンである。

しかし、借りっぱなしで観ないというのも、ドクさんに対して失礼なので、
「・・・・とりあえず見てやるか」と上から目線でダルそうに視聴。

少女たちの不幸な過去、ひたむきなキャラ、骨太なストーリー展開。
演出は暗いが、見られない内容ではない。

そんな感じで1時間後。

「なるほど・・・・」


3時間後。
「・・・・・・・・・・・・」


6時間後。
「ああぁぁ(;゜Д゜)!!アンジェリカ~~ぁぁ(涙)!!」

結局、全話終了後に私は『TSUTAYA』へ猛ダッシュし、セカンドシーズンを全部レンタルした後、
返す刀で本屋に駆け込み、原作本をフルコンプ。

これは、私の長所であるはずの「集中力」の部分が、短所に転んだ悪い例なのだが
とにかく一度対象に興味を持ったら最期。
一週間で、そこらのファンを追い抜くだけの情報を収集し、病的にカブれて病的にハマり込む。

しかし、これがアニメだから、まだ集中力の使い方にも可愛気があるのだが、
私は以前にも「ある対象」に異常なまでの興味を示し、夢中になって
コレクションをしていた時期があった。


ちなみにその対象とは

「ランジェリー・カタログ」である。



これは前のヨメさんが、海外通販で下着を購入していた事がきっかけなのだが、
私はその「ヴィクトリアズ・シークレット」なるカタログを初めて目にした瞬間、
その場で魅惑の虜になってしまった。

なんせ、ナイスバディの一流モデルが、惜しげもなく下着姿をバンバン晒しているのである。
どのページを見ても美女と下着のミックスグリル!グラビア視点で見てもクオリティが高い。


私は思わず、ヨメに質問した。

「これ・・・・バックナンバー無いの!?」


こうして私は「ヴィクトリアズ~」を皮切りに、
トリンプ・アモスタイル・ピーチジョン・ラヴィジュール等々のカタログにハマり、
休日になると「下着を買ってやるから!」という名目で都内のランジェリーショップに
ヨメを連れ回し、様々な店舗からカタログを調達しまくる
『LOOK JTB カタログ収集ツアー・都内一周の旅』を定期的に敢行していた。

その後、私は収集したカタログを隅から隅まで読み倒し、
1ヶ月後にはモデルのプロフィールから~専門用語・サイズ表記・デザインのバリエーション等々、
現役の女子よりもやたらに詳しい「ランジェリーおたく」へと痛々しい変貌を遂げ、
同時にヨメからは順調に嫌われていった。

そんなあるとき、私とトミーは某サバゲ会にて、友人のR君から
「射撃の基本や、サバゲの楽しさを彼女たちに教えてあげて下さい」と
一緒に連れてきた4人の女子たちを紹介された。

しかし私が教えた事は、サイトやホップの調整くらいで
「あとはR君と一緒に、適当に動きながら覚えて下さい」と完全に本人任せの放置プレイ。

これが普段の私なら「女子の世話☆超好き~!」とか言って浮かれまくりのはずなのだけど、
フィールドで銃を持っていると、集中力が跳ね上がってしまうためか、
女や子供が傍にいると逆に気分が落ち着かない。

そんな理由で、愛想のない対応をしてしまったのだが、後でトミーから聞いた話によれば、
女子たちの目にはそんな私が「シブい大人」に見えてしまったらしい。


でも、それは勝手な勘違いである。


そもそも私がキリッとしているのは、ライフルを構えているときと、
パンチラを目撃した瞬間ぐらいで、それ以外は基本的にボーッとしている事が多い。

しかも私には、狙撃に集中し過ぎると、その反動でオナ〇ーした後の中学生のように
バカでマヌケで隙だらけになるという困った習性があった。

この反応は、毒舌さんから「スナイピングダウン症候群」と命名されているのだが、
この日のゲームでも精度の高いショットを連発した私は、
ゲーム終了と同時にスナイピングダウンを発症!

早速私は、帰り支度の最中に車のキーを紛失し、
荷物の一部を積み忘れ、車をバックギアのまま急発進させ、信号を見落としかけ、
帰り道に迷うという、定番のフルコースをやらかした。

とにかくONとOFFの落差が激しいのだ。

しかし、そんな状況でも周囲の仲間に助けていただき「とりあえず落ち着こう」という
R君の提案で、我々は駐車場の大きな和食レストランで夕食を取る事になった。

お食事会は、レストラン内の個室の座敷で行われ、そこでの話題も
「誰が何人やっつけた」とか「あのシチュエーションは緊張したね~」など、
4人の女子たちを交えたサバゲ談義が、大変に盛り上がっていた。


ところがである!


話が『趣味』の話題に切り替わった瞬間、一人のバカが一瞬にして、
場の空気を台無しにしてしまったのだ。



・・・・私である。


スナイピングダウンで、頭のネジが飛び、普段以上にマヌケ街道まっしぐらだった私は
「趣味の話」と聞いて、さっき出会ったばかりの女子4人を相手に
「下着の話」を直球でおっ始めたのである。

女子たちは、昼間のイメージからは想像もつかない話題のチョイスに、
珊瑚礁が干潮でムキ出しになる程のドン引き。

逆に私は「野獣死すべし」の松田優作みたいに、テンションがかなりキレ上がっており、

「わかるか!?結婚前にサテンのTバックを履いていた女も!!
              2年経ったらベージュの五角型だぞ!!

 わかるか!?パンティーラインが洋服に響いて!!
     クロッチのヨコ線までビンビンに浮いてんだよ!!
            このゲンナリ感がわかるか!?わかるか!?」

とベイルートで狂ったようにシャッター切りまくりの!ランジェリートーク乱れ撃ち!

そんな中、状況の悪化を察したトミー伍長とR君は
『下着バカ』による二次災害を阻止するため、お食事会を強制終了し即ダッシュでお会計。

私は、その場でトミー伍長に拘束され「羊たちの沈黙」のレクター博士のように、
厳戒体制下で外の駐車場まで連れ出された。


そして帰りの高速道路。


車の中でトミーがボソッとつぶやいた。


「・・・・なんでやっちゃうかなぁ~?女の子たち、完全にガッカリしてましたよ」

「zzz(-ω-)そうだっけ?」

「そうだっけ?じゃないでしょ!!初対面の女の子にフルスイングぶちかまして!!
             普通にしてれば、軍曹はあの娘たちに好かれてましたよ!!」


「う~ん・・・・そういうの別にいらない」


「何で???」

「いつも通りの私が嫌われるのなら、遅かれ早かれ結果は同じだろ?
   それに、うわべだけの会話でぺらっぺらの女友達が出来たところで、それ楽しいか?」


「・・・・・・」


その後、車内では長~い沈黙が続き、しばらく経ってからトミーがこう答えた。


「軍曹・・・・ドライブインでコーヒーでも飲みましょう。ボクが奢ります」

当時、知り合って2年目だったトミーは、この一件で私に相当呆れたらしいが
同時に理解も出来たらしい。

後に彼は、このときの私に対する心情をバレエダンサー特有の言い回しで
このようにコメントしている。


『軸が全くブレてない』


ストイックな探究心は、ちょっと限度を超えると、すぐに周囲から変態扱いされてしまう。


でも、だから何なんだ?


そもそも禁欲的に1つの事に没頭するというのは、そういう事であって
女子がドン引きするぐらいのリスクなど、あって丁度いいのだ。

いや、むしろ女子が引かないようなら、
自分自身の掘り下げの甘さと、突き抜けの悪さを恥じた方がいい。


『女子が引く』


本当は!これが正しい意味での「ストイックな男」の立ち位置であり、
ストイックな男が女子から「カッコいい」と思われる事は、まずあり得ない。

そもそもストイックな人に対する、正しい誉め言葉は『キチ〇イですね』が正解なのだ。
「カッコいい」とか評されるようなエセ野郎は、絶対に肝心な部分がマジじゃない。


そんなワケで・・・・。

私は今から「研究対象」への情報収集があるので、本日はこの辺で失礼させてもらう。





3時間後。

「ああぁぁ(;゜Д゜)!!トリエラ~~ぁぁ(涙)!!」(※今度は原作本)


・・・・今年も女子ドン引き決定。





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Posted by ダブルジェイ at 01:44 │極太射程♂