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Posted by ミリタリーブログ at

2013年11月16日

バブーン

通勤電車の楽しみであった池波正太郎氏の「闇の狩人」を読み終え、
「えーんえーん読む本がないよー」と庭先でのたうちまわること15分。
買ったはいいもののほったらかしの小説を思い出した。

有川浩氏の「塩の街」である。

次の本はこれだ!と読み進めて行くと実に印象的な言葉があった。
主人公達に突如訪れた災難を作者はこう表現している。

「まるで逢魔時の魔物のようだ。突如現れ、混乱に陥れ、
 こちらの受ける衝撃など知ったことかと一方的に去る。」

何故この一文が印象に残ったのか瞬間にはわからなかったが、
遡ってみれば大なり小なりそのような状況に近いことが
私自身の経験にあったからなのだろう。

もう6年前のことだが…

当時、恵比寿で働いていた。まぁ恵比寿というのは嘘なのだけれども
まぁその近辺の話である。

仕事柄女性が非常に多い職場、というか女9・男2という比率で
なんだかんだで肩身が狭い思いをしたのだが、その時の様子を男に話すと
「うらやましいですね」だなんて笑いながら返されるのだ。

とんでもない!上澄みの底にはかならず淀みがある。
その淀みを一つ一つ伝えるのはやや億劫なので省略するが…

塩の街から引用させていただくが、ここに1人の逢魔時の魔物がいた。
いろいろ都合が悪くなりそうなので、この女のことをとりあえず仮でハマダと呼ぼう。

ハマダはアーティスト性が強い不思議ちゃん的な位置づけであったが、
物事が自分の都合にあわないとすぐさま小さな舌打ちをするという癖に
養殖的不思議ちゃん臭を感じるのは火を見るよりも明らかである。
(そもそも不思議ちゃんなどというのは食品偽装みたいなもんであるが)

狡猾であることが女性の美徳だと思うけども、不思議ちゃんってのは
時と場所を選ばずに撒き得ぶち巻くあざとさとシビアさを兼ね備えている
ハイブリッドなタチの悪さが一際目立つわけでなぁ。

イマイチその類に寛大になれない私としてはこのハマダとのやりとりは苦行そのものであった。
今でこそ「まぁそういうもんだろ」と思うわけですが、もうちょっと若いときなんかは
多分私自身、顔にも態度にも自然に出てたんだろうなと思うんですねぇ。

まぁそんなこんなでしばらくして会社を辞めるときに最後にハマダは真顔で私にこういった。

「今だからいいますけど、あなたが入社する前に、
 履歴書に書いてた自己PR見て『コイツいじめたろ』って思ったんですよ」

あぁこいつはバケモンだなってゾッとしましたね。
絶妙のタイミングでトドメを刺す生き物なんだなって。

そういう風に思われたのは別に構わないんだけど普通口に出して面と向かって言わんでしょ。
しかも最後の最後ですよ。「辞めるついでにお土産もってけよ」的な。

女性というは大なり小なりそういうところがあったりするけども、
ここまでいくと男の私としては理解に苦しむんですなぁ。

「こころあたりがないわけではないが、よもやこのような振る舞いがなされるとは…」

その瞬間WJはしのばせていた懐刀で自らの心臓を突いた。

「むぅん…」


丁度「闇の狩人」でもこんな言葉があるんですなぁ。
お家騒動で狂っちゃった奥方を指して、女中がこんなことをいうんですね。

「女の狂気にさいなまれると、これほどまでにおもいきったことができるのだろうか…」

これはね、染み入りますね。つまるところ理屈じゃあないですからね。


それとはまた別の話だけれども、高校の頃にバイト先のオバちゃんが煙草吸ってましてね。
煙草を吸うきっかけってなんだったんですか?ってたずねたら

「旦那が一番嫌がることをしてやろうと思ったの」っていうんだよ。
当時は?マークだったけども今思えば本当に恐ろしいなと思ったりしますよ。

その流れなのかどうかしらないが、完全に独断と偏見ではあるが己の確信に近いものがある。

「松本大洋好きな女と、IKKIを読んでいる女は気をつけろ」

大方「なにいってるんですか?」って返されるんだけども
闇の住人であるダメンフィスだけは「そうだな。ヤバいな」と深く深く頷いていた。  


Posted by ダブルジェイ at 05:22Comments(2)