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Posted by ミリタリーブログ at

2012年11月24日

剣客商売

話は前回の「サバゲーに行ってみましょうツアー・戦(いくさ)定例会」終了後の駐車場まで遡る。


私「…というわけでお疲れ様でした。またそのうちご一緒しましょう」

知人「そのときはまたどうぞ宜しくお願いします。では!」


同じ職場の方なので翌週会うのはわかりきったことであるが、
男の別れに多くを語らぬが美徳とする所存ゆえ、特にそれ以上のことは踏み入れないことにした。

明けて月曜日。


知人「いやー楽しかったですねぇ!もう筋肉痛が心地よいです」

私「怪我がなくてなによりでした(びっくりするぐらい普通のことしかいわない省エネモード)」


私はこのときの知人が「落城」したのを悟っていた。
落城とは趣味におぼるることを指しているのだが、特にこの知人の方に関しては
「ポリマーフレームの拳銃ってあんまり好きじゃないんですよね」といった翌週に、
東京マルイの「FN5-7」をあっさり買っていたことから
「落城」どころか「無血開城」といってもいいのかもしれない。

私は三途のお堀の渡し守の勤めを無事果たしたのである。さようなら、こんにちは。


私「まぁ、また近いう…」

知人「今度は逆にアジトはどうでしょうか?定例会があるみたいですよ」


「逆に」とはなんの逆か一瞬疑問に思うところだが(アウトドアからインドアの意だと思うが)
ハイパー道楽で情報を仕入れていた氏にとっては「いつか行ってみたいフィールド」だったらしい。
そのとき、胎を決めてこう言い放ってやったのを強く覚えている。

「インドアって1回しか行ったことないんでぜひ連れていってください」 と。




というわけで行ってまいりました。山梨は大月にあるインドアフィールド「AGITO」

距離的なことを考えても「多分行くことは早々にないだろうなぁ」と思っていたフィールドだったが
行ってみれば山梨といっても極めて東京寄りの場所にある。上野集合で2時間ちょいで到着。

到着して私が一番最初に思ったフィールドの印象は「あぶない刑事」の一言。

こういう工場跡で思わず脳内であのBGMが流れるのは昭和生まれの哀しい性である。


ひゃぁぁあああうなにこれ!!イントロ30秒だけで電気走っちゃいまつっっっ!!!

実は別のゲームに行くこともギリギリまで検討していたのですが、
降水確率70%とすごいことになっていたのがトドメをさし、氏のリクエストの「AGITO」にシフト。

その日は1日中雨が降りっ放しだったのでインドアにしておいてどのみち正解だったわけですが、
そんなことはどうでもよくて、ずっと車内で尿意を我慢してた「尿意が危ない刑事」の私は「行くぜ!」と
恭兵走りでトイレに駆け込んだのであります。俗に言う「RUNNING SHOT」でございました。


アジトはセーフティーが二箇所ございましてな。
敵味方単位でそれぞれ収容してしまっているわけでございます。これは珍しい。

さすがに山梨ともなると非常に肌寒いわけですが、アジトのセーフティーには
「それどんな用途の業務用ドライヤー?」みたいザンジバル級温風器がありまして
(鳥羽・伏見の戦いでこの温風器があれば旧幕府軍は勝利していたのかもしれません)
セーフティーでガタガタすることもありませんでした。むしろちょっと汗をかくぐらい。えぇ

インドアということで短い銃の面目躍如といわんばかりに私はクリンコフを持ってまいりました。
クリンコフということでBDUはロシアのものを…


オオグンタマの貴重な産卵シーンもといWJの貴重なパルチザン迷彩着用シーン。
1年前に買ったもののなかなか着用する機会がなかったり、着たら着たで
「無理やりマーパットに着替えさせられたり」と日の目を見ない悲恋のBDUでございます。
どうでもいいがパルチザンって響きの外人力士がいそうだなと常々思っているのですが
これがまたなかなか同意を得られずに困っている限りでしてなぁ(信玄餅を喰らいながら)

ミーティング終了後、フィールドオーナーであるキングジョー氏が
私を一瞥し、呟いたことをを強く覚えている。


ジョー「ゴリゴリだねぇ…いやぁゴリゴリだわ」


ゴリゴリとはなんぞやと頭にでっかい?マークを浮かべながら
「えぇ、どうもありがとうございます」と返すほかなかったのであった。
靴もベルトもサスペンダーもめちゃくちゃで申し訳ないかぎりである。

そういえばフィールドスタッフの女性でアジ子ちゃんという方がいらっしゃった。

余談であるが、漫画「僕の小規模な生活」の作中でヒロインである「嫁さん」の顔つきを
「終始半笑いキープ」みたいな表現で喩えているコマがあった。

当時読んでいたころは「どんな顔ぞ??」と思っていたもんだったが、
アジ子ちゃんをみて「ああそういうことなのだろうな」と勝手に解釈したもんである。
2年越しの疑問が解決されたわけであった。
終始半笑いキープだが、手にはなぜかメリケンサックはまってるのよなアジ子ちゃん。

ゲームは終日セミ縛り。殲滅、フラッグといったスタンダードなゲームを10分間隔で。
序盤こそ何人かヒットをとれたものの、皆フィールドに慣れて来るとなかなかに難しい。

いいとこなしで続いた午後のゲームで悲劇は起きた。

死角に入ろうと階段の手すりを跨いだときにバランスを崩し
股間を手すりに強打し、そのまま床に派手な勢いで突っ伏したのである。

思わず「ヒット!」といいたくなるような痛みに身を歪ませ、
「死角に入りつつも股間の痛みに打ちひしがれているだけ」の私に
アジ子ちゃんの「残り3分でぇ~す」というアナウンスが場内に響き渡る。

残り3分は私の男としての生涯を指しているのか。
脂汗を流しながら「ふぐっ!ぐっ!!うっうう!!!」と私はうめく。

ぼくのケンタッキーヴィンテージとテネシーエレヴェーションが壊れそうなのだ。

私の心の中にいるシンジ君が
「動け、動け、動け、動け、動いてよ。今動かなきゃなんにもならないんだ。」
とレバーをガチャガチャしているが、私という初号機は沈黙したままである。

大月の山あいだけが静かに冬の訪れを伝えていた。

前回の戦の定例会で「セーフティでは念のためマズルに手袋指しときましょう」といった本人が
早速手袋自体を家に置き忘れたり、怪我には気をつけましょうといった本人が股間を強打して
脂汗流したりといろいろすったもんだがありましたが(主に僕だけなんですが)、
人生二度目のインドアゲームはとても楽しゅうございました。またいきてーな!アジト!!!



アジトでのセミ縛りの経験が、この後参加したゲームへの布石になるとは誰もしらなかったのです。  


Posted by ダブルジェイ at 15:57Comments(4)