2012年06月16日
Voodoo
-プロローグ-
JJ「この負のスパイラルから早く逃げ出さなければならない。もう限界だ!」
ダメ「そうだ!!このままでは我々はルサンチマンの精神に狂ってしまう!!」
私とダメンフィスは久しぶりに顔を合わせたガストで息巻いていた。
絵本「かわいそうなゾウ」をお互いに読み聞かせてまるで憐憫の情が沸いてこない。
畜生!畜生!全部あいつらのせいだ!十兵衛軍曹とウォーズマン教官のせいだ!!
人としての思いやりという感情が欠落しかけた俺達のイコールアイデンティティーは
ポルノビデオを見ても勃起しないインポテンツみたいじゃないか!!くそっ!!くそっ!!!
スクール以来、ロクにブログもかけなくなり(ぶっちゃけ前からだけど)、
世の中のミリタリー系ブログにも目を通すことが少なくなってしまった(ぶっちゃけ前からだけど)
現状の打開策が見つからないまま我々は別れた。
「今は辛い時期ですが、ここを我慢すればきっといい方向に進みますよ!ずっと俺のターン!!」
別れ際にダメンフィスは車のウインドウ越しにサムズアップし、闇の中へ消えた。
以来、ダメンフィスとの音信が途絶えた。
便りがないのはよい便り。その時はそう信じていた。
ある日、ゲームのお誘いを受けた私は「是非とも」の返事とともに参加申請していた。
実に久しぶりのゲームだった。胸は高鳴り、心は躍る。
ボルトオンリーだとかギリー着用とかそういうのじゃない。
当たり前が当たり前じゃなくなった僕にとって、自分の選択肢で得物を選べるというのは
実に久しく、何事にも代え難い魅力だった。そうだ、久しぶりにクリンコフをもっていこう。
年明けに届いたパルチザン迷彩もいいな。あぁ、JJなんだかすごくドキドキしてきたの。
こんな姿をお父様が見たらきっと困った顔をするにきまってるわ!
でもいいの。
相手を困らせたとしても、それがいつものJJなんだから!(金髪のズラをかぶりながら)
一通の不幸メールが届いたのはその直後だった。
「来週、俺とウォーズマンとで○○フィールドの定例会にいくぞ(^∇^) 予定どうだ? 十兵衛軍曹より」
我に返り、静かに金髪のズラを脱ぎ捨てた。そうだ、これは全部幻だ。
俺の親父は、私がお年玉で買った電動ガンをこっそりパチンコ資金として換金した男だったのだ。
遠い遠い、15年以上前のお話。まぁその話はもういい。
「残念ながら、その日は別のゲームに行くことになりました。ではでは」と返信した。
これでいい。究極の護身とは危ない人たちに近づかないことなのだ。
数分後
「俺らもそっち行くよ(^∇^) 十兵衛軍曹より」
危ない人たち自らが近づいてくるのを想定していなかった。
奴らは平気でそれをやってのけたのだ!!!
-ゲーム前日-
当初の予定は狂ったが、まぁいいだろう。
久しぶりのゲームというわけでなかなか寝付けない私の状況を知ってかしら知らずか、
もう夜中だというのに、写真が添付されたメールが届く。
「俺の家で筋肉祭り開催中(^∇^) 十兵衛軍曹より」

お前はなにをいってるんだ?とミルコの顔つきのままメールを開くと
そこにはM14を股間にあてがい、雄として猛り狂うウォーズマン教官の写真だった。
そうか、前日に軍曹の家に泊まりこんでいるのか。いや、ちがうちがう。
こんな写真送りつけられて、向こうの様子を冷静に伺ってる場合じゃないだろ俺。
修正してるのでわからないと思いますが、オリジナルの写真では
教官の顔がまるでジミヘンがギター弾いてるときみたいな「恍惚の境地」に達しているのです。
<ウォーズマン教官のテーマソング/Voodoo Child>
しかしその後送りつけられた画像に、私はさらに驚愕することになった。

「ダ、ダメンフィス!!!!?????」
何故彼らが全裸での肉体言語を伴うボディーランゲージに興じているのか
私には一切理解できなかった。「ずっと俺のターン」ってそういうことだったのかよ!
言葉で思考しないという変態虚数はエントロピーを凌駕した。
私の情報リテラシーがまるで追いついていかないのだ!
最後に顔を合わせたあの日。
闇夜に消えたダメンフィスは直後に奴らに誘拐され、
倫理の崖っぷちまで追い詰められた挙句、軍隊の不文律である
「何故」という疑問符を捨てたに違いないのは想像に難くないだろう。
友よ、お前は壊れてしまったのだな。

ヘブン状態!!!!(ヘブン状態について知りたい人はコチラ)

背景素材集がある今のネット社会は末恐ろしい。
ここでポイントなのが、プレイヤーがタッチペンでゴニョゴニョしてるわけではなく
画面内の二人が勝手にヘブン状態になっているということである。
そのうち当ブログも「ヘブン状態」で画像検索すると引っかかるようになるのだろうか。
結局私は一睡することもなくゲーム当日を迎えることになったのだった。
つづく
JJ「この負のスパイラルから早く逃げ出さなければならない。もう限界だ!」
ダメ「そうだ!!このままでは我々はルサンチマンの精神に狂ってしまう!!」
私とダメンフィスは久しぶりに顔を合わせたガストで息巻いていた。
絵本「かわいそうなゾウ」をお互いに読み聞かせてまるで憐憫の情が沸いてこない。
畜生!畜生!全部あいつらのせいだ!十兵衛軍曹とウォーズマン教官のせいだ!!
人としての思いやりという感情が欠落しかけた俺達のイコールアイデンティティーは
ポルノビデオを見ても勃起しないインポテンツみたいじゃないか!!くそっ!!くそっ!!!
スクール以来、ロクにブログもかけなくなり(ぶっちゃけ前からだけど)、
世の中のミリタリー系ブログにも目を通すことが少なくなってしまった(ぶっちゃけ前からだけど)
現状の打開策が見つからないまま我々は別れた。
「今は辛い時期ですが、ここを我慢すればきっといい方向に進みますよ!ずっと俺のターン!!」
別れ際にダメンフィスは車のウインドウ越しにサムズアップし、闇の中へ消えた。
以来、ダメンフィスとの音信が途絶えた。
便りがないのはよい便り。その時はそう信じていた。
ある日、ゲームのお誘いを受けた私は「是非とも」の返事とともに参加申請していた。
実に久しぶりのゲームだった。胸は高鳴り、心は躍る。
ボルトオンリーだとかギリー着用とかそういうのじゃない。
当たり前が当たり前じゃなくなった僕にとって、自分の選択肢で得物を選べるというのは
実に久しく、何事にも代え難い魅力だった。そうだ、久しぶりにクリンコフをもっていこう。
年明けに届いたパルチザン迷彩もいいな。あぁ、JJなんだかすごくドキドキしてきたの。
こんな姿をお父様が見たらきっと困った顔をするにきまってるわ!
でもいいの。
相手を困らせたとしても、それがいつものJJなんだから!(金髪のズラをかぶりながら)
一通の不幸メールが届いたのはその直後だった。
「来週、俺とウォーズマンとで○○フィールドの定例会にいくぞ(^∇^) 予定どうだ? 十兵衛軍曹より」
我に返り、静かに金髪のズラを脱ぎ捨てた。そうだ、これは全部幻だ。
俺の親父は、私がお年玉で買った電動ガンをこっそりパチンコ資金として換金した男だったのだ。
遠い遠い、15年以上前のお話。まぁその話はもういい。
「残念ながら、その日は別のゲームに行くことになりました。ではでは」と返信した。
これでいい。究極の護身とは危ない人たちに近づかないことなのだ。
数分後
「俺らもそっち行くよ(^∇^) 十兵衛軍曹より」
危ない人たち自らが近づいてくるのを想定していなかった。
奴らは平気でそれをやってのけたのだ!!!
-ゲーム前日-
当初の予定は狂ったが、まぁいいだろう。
久しぶりのゲームというわけでなかなか寝付けない私の状況を知ってかしら知らずか、
もう夜中だというのに、写真が添付されたメールが届く。
「俺の家で筋肉祭り開催中(^∇^) 十兵衛軍曹より」

お前はなにをいってるんだ?とミルコの顔つきのままメールを開くと
そこにはM14を股間にあてがい、雄として猛り狂うウォーズマン教官の写真だった。
そうか、前日に軍曹の家に泊まりこんでいるのか。いや、ちがうちがう。
こんな写真送りつけられて、向こうの様子を冷静に伺ってる場合じゃないだろ俺。
修正してるのでわからないと思いますが、オリジナルの写真では
教官の顔がまるでジミヘンがギター弾いてるときみたいな「恍惚の境地」に達しているのです。
<ウォーズマン教官のテーマソング/Voodoo Child>
しかしその後送りつけられた画像に、私はさらに驚愕することになった。

「ダ、ダメンフィス!!!!?????」
何故彼らが全裸での肉体言語を伴うボディーランゲージに興じているのか
私には一切理解できなかった。「ずっと俺のターン」ってそういうことだったのかよ!
言葉で思考しないという変態虚数はエントロピーを凌駕した。
私の情報リテラシーがまるで追いついていかないのだ!
最後に顔を合わせたあの日。
闇夜に消えたダメンフィスは直後に奴らに誘拐され、
倫理の崖っぷちまで追い詰められた挙句、軍隊の不文律である
「何故」という疑問符を捨てたに違いないのは想像に難くないだろう。
友よ、お前は壊れてしまったのだな。

ヘブン状態!!!!(ヘブン状態について知りたい人はコチラ)

背景素材集がある今のネット社会は末恐ろしい。
ここでポイントなのが、プレイヤーがタッチペンでゴニョゴニョしてるわけではなく
画面内の二人が勝手にヘブン状態になっているということである。
そのうち当ブログも「ヘブン状態」で画像検索すると引っかかるようになるのだろうか。
結局私は一睡することもなくゲーム当日を迎えることになったのだった。
つづく
Posted by ダブルジェイ at
02:06
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