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Posted by ミリタリーブログ at

2011年11月28日

T・ジャララトフ 修理じゃないとき

男は身を屈め、万力を絞めるようにドラグノフを構え、いよいよ射撃体勢に入った。
500ヤード先に設置された台には蛍光ピンクに塗られたおかめの面が的として置かれている。
風下にいたチェチェン人はおかめから漂うムスクの甘い香りの誘惑に時折負けそうになった。

「この距離なら問題ない」

男は自らの腕を過信するわけでもなく、銃に絶大な信頼を置いているわけではなかった。
このトリガーを引いたコンマ先の未来を淡々と予想していたのだ。

セミオート銃の面目躍如といわんばかりに1秒間隔で3発立て続けに
トリガーを引く。一斉に鳥が羽ばたいた。

弾は入っていなかった。鳥が羽ばたいたのは偶然だった。

「おみごとです。Mr.ジャララトフ」

チェチェン人は渇いた拍手とともに、実に人間味のないトーンで
一連のプロセスを賞賛した。すべてが事前に手渡された台本通りだったからだ。

「自分でもびっくりした。焦った」

T・ジャララトフのこのときの台詞はアドリブだった。
一字一句間違うことなく台詞を覚えたチェチェン人を不愉快にさせる理由としては
それは十分すぎるものだった。

「Mr.ジャララトフ、そろそろ休憩にしましょう。
 注文どおり、紅茶と板わさをご用意いたしました。」

「うん、ありがとう」

チェチェン人はこれまでの人生の中で「板わさ」というものに出くわしたことはなかった。
事前にPCをつかって調べると、なにやら消しゴムのような画像が数多く表示されるが
肝心の原材料がなんなのか予想すら立たない有様だった。
仕方無しに見よう見まねで手持ちの消しゴムを体のいい厚みにそぎ落とし、器に盛る。
小さな島国・日本のおつまみ。与えられたヒントはそれだけだった。

チェチェン人は器を置くと同時にT・ジャララトフに聞こえぬよう
微かなトーンでこう呟いた。「これが俺の板わさだ」と。

人間ヌードルはためらいなく板わさと称された消しゴムをつまみ
チェチェン人の祖国では貴重といわれるソイソースを無視し、ダイレクトに口に運んでいった。

この間わずか0.6秒。

紅茶に手をつけるそぶりは一切みせていない、多分この男は紅茶には手をつけないだろう。
じゃあ何故だ?何故この男は紅茶を頼んだのか?
頭に浮かぶ疑問を掻き消すかのようにT・ジャララトフは口を開いた。

「うん、おいしい。いいカマボコを使っている。小田原あたりとみたね」

「ええ正解です、小田原の鈴廣です」

チェチェン人は嘘をつくのが上手くなった。その表情には1点の曇りも見受けられない。

「わたしは正解したので第3ステージにいけるのかもしれない」

「それはさておきMr.ジャララトフ。銃の修理も済んだことですしターゲッ」

「でも私は第3ステージにいけても1問目のクイズでお手つきをしてしまうかもしれない」

「あの、そろそろターゲットの狙」

「お手つきがこわいので事前にクイズの問題と解答がほしい。私はパソコンが使えない」

「Mr.ジャララトフ」

「お手つきをしてしまうと私は48時間寝てしまうかもしれない」

「すみませんMr.ジャララトフ。お手を」

「ぐーぐー…zzz…うん?手?いいよ、はいどうぞ。
  昔から手は綺麗だとよく褒められるのだ えっへん。手の甲へのキスも許そう」

乾いた枝が折れたような音と同時に、T・ジャララトフの泣き叫ぶ声が
山中の空気を切り裂くように響き渡る。よくみると右手の薬指があらぬ方向にへし折られていた。

「Mr.ジャララトフ。私はあえてあなたの利き腕の人差し指を残しました。
 この意味を重々お考えになってから発言してください。おわかりいただけましたか?」

「…わ、わかりた わかりたっ!!ジェンガができれば問題ない」

また枝が折れる音がした。今度は人差し指だった。


前置きが長くなりました。いや、もはや前置きですらありません。
さてさて土曜日は地元近くで催されたイベント「第9回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」に
遊びに行ってまいりました。そしてこの二人も一緒に参戦。


なにやら最近妖しい関係に発展しているダメンフィス氏とゴンザレス氏。

これっきりだなんて決して いわせない



個々のパラフィリアの需要と供給が合致していれば
それはそれでいいのではないかと思う。かしこ

ミリブロでわざわざカレーだとかラーメンだとか食い物話するのも
気が引けるので、まさかの料理写真は一切なし!!
これにて一見落着!あーっはっはっはっは!(だってしょうがねぇじゃん)

そのかわり会場で会った「ご当地ゆるキャラ」達の写真をば。


はにぽん<本庄市>


つなが竜ヌゥ<さいたま市>


うめりん<越生町>


よしみん<吉見町>


Sやん<ベネズエラ・カラカス>

そんなこんなでB級グルメを堪能した我々でしたが、
ダメンフィス氏が某工房に用事があるとのことで、
氏所有のピックアップトラックにて、いざ南へと向かったのであります。

ぼぼぼぼぼぼばいーーん


某工房のCA870デモ銃に興味深々なダメンフィス氏。
もともとなんでここに来たかといいますと、
石油王ルートで入手したVSR-10Gスペのアウターバレルを
工房で一時預かりをしていたのでそれを回収しにきたというわけでせう おっほー。
銃に囲まれた工房なので次から次へとサンプル銃が手渡されるのです。


新番組・テストシューターゴンザ
そりゃあエアガン好き3人がエアガン工房にいるわけですから
エアガンの話は尽きないわけでしてね。

私はゲームやらなんやらで「その日は何人ヒットとった」だとか
あまり気にかけてないのだけどもやはり製作元の工房主としては
自分の所のカスタムパーツやストックぶっ積んだSVD870のその後というか
戦果が気になるところみたいで「この人、いやらしいヒットを取ってますよ」という
ダメンフィス氏の解答にニマニマしている工房主の表情の変化を私は逃さなかった。

そんなこんなで有意義なお休みとなりました。
みなさんお疲れ様でした。おわり



  


Posted by ダブルジェイ at 00:11Comments(5)

2011年11月26日

十兵衛軍曹の極太射程♂#13



極太話・その13
「流行に敏感なヤツほど主体性が無い」



ある女子と待ち合わせしたとき、その娘はメガネを掛けて私の前に現れた。

私は、彼女がコンタクトレンズ使用者なのを知っていたので、それ自体に
疑問は感じなかったのだが、驚いたことにそのメガネにはレンズが入っていなかった。

「何それ?コント?」

聞いてみると、どうやら2011年のハヤりらしい。
私はディテールにこだわるタチなので、こういう中途半端な流行というヤツには
どうにも気持ちが釈然としない。

「メガネはいいとして、せめてレンズは入れときなよ」

すると女子はこう言った。

「だって、レンズ無い方が軽くていいじゃん」

「だったらメガネ掛けなきゃ、もっと軽いだろ?」


また、別の女子は数年前に、こんな発言をしていた。

「今年の冬はベージュのモコモコブーツが流行るんだよね~(笑)
アタシ昔買ったのが、家にあるんだぁ~イシシ」

ん?ちょっと待て!
今の季節はまだ秋だ。

「冬に流行る」って、なぜ断定?意味がわからん。

「だって雑誌に出てるんだもん!」

どういう意味なんだ・・・・?

私は相手が女性でも、疑問に対する追求は警官並みに厳しい。

君はファッション雑誌が『今年は下駄を頭に乗せて、
股間に鹿の角を差すのがトレンド』って言ったら
何の疑いも持たずにそれを実行するのか?

そこに、君の判断とか感性は無いのか?


ん?どうなんだ?


でも、どうやら現実は本当にそういう事らしく、
世の中には『世界の流行を決める会議』というのが存在するらしい。

要はそこが「来年は醤油色ね!」と決めたら、業界全体がグルになって「醤油色」をプレゼンし
主体性の無いバカをその気にさせて、お金を搾取するというのが、アパレル業界の常套手段なのだ。

つまり大事なのは、センスよりも洗脳技術であって、情報に流されやすい連中を
どれだけ踊らせられるか?という事がブームのカギとなる。

つまり理論上は、宣伝次第で「大人用紙オムツ」でも、ブームを作る事が可能という事だ。


だったらやってみよう。


チャラララ~ン♪

『極太~TVショッピング』

『アメリカ海兵隊・スナイパーチームの90%以上が愛用!!』

『驚異のミリタリーアイテム登場!!』

スナイパー・・・・。
長期間の監視任務。彼らは、いつ現れるとも知れない標的を
孤独と戦いながら何日も待ち続ける。


いや~スナイパーの仕事って、本当に大変そうですよね~。

地面にうつ伏せていると、お腹も冷えますしね。下痢とか膀胱炎は大丈夫なんでしょうか?

そう!特にトイレ!作戦中のスナイパーたちの、一番の悩みがそれなんです!

そこで!今回ご紹介の商品は、そんな極限状態で戦うスナイパーたちをサポートするこちら!

『ミリタリーダイアパーⅩ』(特許出願中)

USMC・トーマス・ポケット上級曹長(41)
「我々スナイパーは任務の都合上、一瞬足りともスコープから目を離す事が出来ません。
場合によっては、そのままズボンに汚物を垂れ流す事も・・・・しばしばあります。
しかし、このミリタリーダイアパーⅩを使ってからは、私のチームでギリースーツにクソを漏らす、
不届きなスナイパーは一人もおりません!」
(個人の感想です)

『ミリタリーダイアパーⅩ』は狙撃任務以外にも、
ハンティング・冬山登山・夜間の張り込み・デキ婚のワビ入れ等々、
あらゆる状況下で素晴らしい効果を発揮します!

秘密はコレ!驚異の大型吸収体!
なんと1リットルのデミグラスソースが、ほら!この通り!

(オォォ~!!!)

陸上自衛隊・〇山※子・一等陸士(19)
「やっぱり女の子ですから、演習場でエンピ(スコップ)持って
オシッコ行くのって、超~恥ずかしいんですよ。
でもミリタリーダイアパーⅩのおかげで、状況中も安心です。
しかもビチ〇ソ程度なら簡単に吸収するので、激辛料理を食べた次の日でも
普通に演習に行けるのが嬉しいですね~(笑)」
(個人の感想です)

色はブラック!OD!コヨーテタンの3種類!

とまぁ~こんな風にプレゼンすると、人は思っちゃうわけです。

「いいかもしんないなぁ~コレ」

でも、まだこの段階で飛び付くなら「独自の判断」という意味では、主体性がある人です。
ただ、ここにブランド的な付加価値を絡めたりすると、人の脳ミソは一気に麻痺して
踊らされてしまいます。

つまりこういう感じに。

『あの!米国ブラックホーク社とデュポン社が共同開発!奇跡のコラボ!』

『NASAで開発された新素材により、性能がグ~ンとアップ!!』

『US・SOCOM公認!』

『米海軍特殊部隊・SEALSにも次期採用決定!』

新しくなった『ミリタリーダイアパーⅩ』!!!(特許出願中)

戦術インストラクター・クリトス・コスッタ氏(36)

「我々のようなプロでも、戦場という異常な状況下では、
意に反して失禁や脱糞をしてしまう事が稀にあります、しかしそこに気を取られて
敵に隙を見せるようではプロとして失格なのです!ミリタリーダイアパーⅩは
プロが120%戦闘に集中する為の必須アイテムです!実際に私も愛用していますよ」
(個人の感想です)

米国デュポン社がNASAで開発した、特殊な新素材を使う事により
従来の製品よりも通気性・伸縮性・耐久性が大幅にアップ!

更に!大型吸収体にも改良が加えられ、1.5リットルのビーフシチューも、ほら!この通り!

(オォォォォ~!&拍手!)

色は前シリーズの3色に加え、マルチカム!ACU!陸自迷彩も今回ご用意!


さらに!!


通常10枚セットのところを、今回は特別に20枚セットで!お値段は驚きの4980円!

しかも今回は!お好みのカラーを2種類までお選び頂き
10枚づつの2色セットにも選択が可能です。

通常10枚セットが、20枚セットで4980円!
『ミリタリーダイアパーⅩ』これは見逃せませんね!

もちろん全国送料は、極太ジャパンが負担いたします。

・・・・って事になると、見てる人はこう思っちゃうんですよ。


「結構安いじゃん」

もう!さっきまで「オムツはちょっと・・・・。」とか言ってたヤツですら
ブランドが付いたら値段の方に気が行っちゃう!

逆にミーハーで踊らされやすいタイプの人なんかは
土曜の深夜にテレビでコレを見て・・・・。

「あのクリトスが使ってるなら『買い』でしょ!」

って、コロッと納得して即購入!

もう次の日曜日には、有料フィールドの定例ゲームに、コヨーテタンのオムツで現れて
マルボロくわえながら、年下のゲーマー相手に偉そうに言うワケです。

「やっぱさぁ~実際の戦地とかって~トイレが無いワケだし。
プロがオペレーション中にトイレの事を考えるのって~、ナンセンスだと思うんだよね~(笑)
そこいくと、やっぱ本物はリアルだよ~ゲームなんかと違ってさぁ!」

もう完全にドヤ顔です。

おそらくGREEとかmixiに日記も書いちゃうでしょう。

すると、素直な人は真に受けて
「SEALSが着けてるならオレも~!」って理由で買うもんだから
半年後にはオムツ着用ゲーマーが、全体の50%を越えちゃったりなんかして。

やがてはフィールドで、ゲームの合間にトイレに行く人を、
オムツ姿のゲーマーがあざ笑うという「理不尽な常識」が発生してしまいます。

お前ら、状況わかってんのか?オムツなんだぞ!今!

のんきにカレーとか食ってる場合じゃねぇ~んだよ!オィ!

でも、これが『流行』の恐ろしい所なんですね~。

流行ってしまえば、あの不細工な、レイルシステムのデコ盛り銃でさえ
カッコイイと言われてしまう世の中です。

たぶんコイツらは、BDUのズボンをチン毛の位置まで下げて
オムツに付いたブラックホークのロゴを見せながら
セフティエリアを歩いたりもするのでしょう。

実際に、20世紀末の渋谷とか池袋には、ズボンを下げて
カルバン・クラインのパンツを自慢気に見せるという気色悪い文化が、本当にありました。

世紀末だった事もあって、みんなマジで狂っていたんです。



しかし・・・・こうやって考えると、
流行って「感性」じゃなくて「多数決」だという事が良くわかります。




下らねぇ・・・・。


JJ「だが、それがいい!

十「いや、良くねぇよ。」

でも・・・・本当にあったら買っちゃうかも。
『ミリタリーダイアパーⅩ』



流されてんなぁ~オレも(笑)  


Posted by ダブルジェイ at 01:45極太射程♂

2011年11月24日

ボブチャンチン

実に一ヵ月半ぶりのゲーム記事です。
11月20日にCode7で催された貸切ゲームに参加してまいりました。
ゲーム暦軽く10年オーバーなメンツのお誘いをうけて酒池肉林に混じってみたら
自分たちは供物だったと気づかされた的な!!

血は生命なり!族長! ( オサ ) 族長! ( オサ )

チームJJからはダメンフィスと私の二人が参加。

そうだ二人だ、Winkだ。
淋しい熱帯魚 Heart on wave Heart on wave うん。

これはいよいよチーム崩壊の危機、レッドデータブックに載ってしまいそうな勢いです。

前日の雨や諸々の事情から参加人数はいかほどになるのだろうと漠然と心配しておりましたが
蓋を開けてみると総勢20人のエントリーとなりました。ちゃかちゃん


男女7人秋物語(人数とかそういう問題じゃなくてそもそも男しかいない)


当日持ってった得物はもはやプライマリーウェポンとなりつつあるAKS74Uと
A&Kからデットコピーが出ないとか出ないとか噂になってるSVD870で献杯!
また今回もSVD870のストックに血を吸わせることになるわけだ(自分の返り血ですけども)

フィールドに着くや否や、もはや恒例となっているチームJJセーフティートラブル発生。
おいおいどしたーお前ら(浅野温子プレデター風にドレッドヘアーを掻き分けながら)


セーフティーでバイオテロを起こそうとしてるチームメイトD(仮称)、未遂に終わる。
本人に動機を問い詰めても「 生分解だったらマルイに負けません 」の一点張り。尋問拒否

さだめとあれば 心を決める


ペアルック(聞いたところ死語らしい)の妖しい二人組。十兵衛軍曹とニック曹長。
二人仲良くトイレに向かうところを激写(フィールドの備え付けトイレは個室なんだけどもな)

「射線がブレないように押さえててあげる」

「うわー、すごい安定する。最後の伸びしろが全然違う」

※フィクションです


題「禁じられた遊び」

整体治療を受ける人 施す人 交差 即ち ヒューマンクロスロード。
なんもやましいことはないのだが「自主規制」ってやつがモザイクを入れろと唱えてきたんだ。


なにげないセーフティー(安全地帯)の情景を撮ったつもりだけど
流れからして、ゴンザ氏がダメンフィス氏に熱視線を送っているようにも見える。

これっきりだなんて決して いわせない



どうでもいいが何故ソフト99ボデーペンは「ボディー」ではなく「ボデー」なのだろうか。


ゲームはフラッグ戦、攻め落とし戦、大将戦とフル回転てんこ盛り。
攻め落とし戦では「青い魔人・ニック曹長」と「卑猥なタヌキ・JJ」が
各々の得物・ボルトアクションとポンプアクション一丁で山の斜面側から攻め入るという奇行。
(黒い豚カレー役募集中、応募はこちらまで→janjaraあっとまーくmail.goo.ne.jp)

結局タイムアップで頂上には辿り付けなかったのだけども、
敵さんから「普通攻め落としでボルトでズンズン来るなんてありえないだろー!!」なんて
お褒めの言葉をいただきました。ちなみに僕のSVD870はボルトじゃありません。

大将戦に至っては十兵衛軍曹vsJJというベテランと素人の格差というか
今のサバゲー業界の縮図を垣間見るような試合が展開されたのであった。
だがあえて言おう!追い詰められたタヌキは小姑より凶暴だ!!


本当にありがとうございました。

よりによって大将同士がカチ合い、敵側の大将に仕留められるという
通常あまり見受けられない現象に出くわしました。

久しぶりのゲームもありまして、とても有意義な一日でした。
参加された皆様、お疲れさまでした おしまい。


~後日談~

この文章を書くにあたって「追い詰められたタヌキは小姑より凶暴だ!!」の
元ネタである「追いつめられた狐はジャッカルより凶暴だ!」のワードで
検索してみたところ以下のページが引っかかって笑った次第であります。

ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1316976153  


Posted by ダブルジェイ at 00:41Comments(9)

2011年11月15日

T・ジャララトフ 修理のとき

チェチェン人は注文どおりにモーニングコーヒーを淹れ、目的地まで運んでいた。
かわいいクマの絵がプリントされた白い陶磁器のコーヒーカップが
カタカタとチェチェン人の歩行と同じリズムで小刻みに揺れてる。

薄暗い地下通路の一番奥、部屋の戸は分厚い鋼鉄の扉であったはずだが、
勝手にパイン材の引き戸に改造されていた。引き戸にはご丁寧に「T・ジャララトフ」と
丸みを帯びたフォントが縫い付けられたキルティング製表札が掛けられている。
じっくり眺めると表札の横にマジックでこう書いてあった。

「かってに入ったらばっきん100万えん」

呼吸を整え、ノックをした。

「勝手に部屋に入ってくるなっていってんだろ!!!クソババア!!!!」

勢いだけは獣の咆哮に近い怒声が返ってくる。
それと同時に壁に掛けられたキルティング製の表札が勢いよくリノリウムの床に落下した。

そもそもチェチェン人は30代半ばの男であり、クソババアと呼ばれる筋合いもない。
自分は「ノック」をしたはずなのに「勝手に入ってくるな」といわれるこの理不尽さは一体なんだ!
おぉ神よ、何故あなたはいつも私に試練をお与えになるのか!!!

瞬時にある考えが脳裏をよぎり、チェチェン人は冷静さを取り戻した。

「この絶妙なタイミングでキルティングが落ちるものだろうか??」

いや、「落ちた」というより「落した」のだ。そこには意思が宿っていた。

この男は綿密な打ち合わせの元に、思春期の男子を演じ、
チェチェン人を自分の母親に置き換えて激昂したのだ。

自分の声の大きさ、キルティング表札の重量、落下速度を計算し「それ」をやってのけた。

2日ほど前にチェチェン人は、偶然この引き戸の前でT・ジャララトフの姿を目撃している。
1人怒鳴り散らしては瞬時に冷淡さを取り戻し、なにかの計算をしていた。
たまにレーザーレンジファインダーで距離を測り、首をかしげていたのが印象的だった。
おそらく機材そのものの用途というよりも使い方がわからなかったのだろう。

一筋の光が予想を確信へと変えた。つまり、あれはシュミレーションだったのだ。
なんということだろう、ちくしょう!そもそもこのやりとり自体に意味がないのだ!!

プロフェッショナルの仕事を目の当たりにしたチェチェン人であったが
それを「仕事」と理解するにはまだ多くの時間と理解が必要だった。
平静さを装うことの困難さを肌で感じる。しかしここではあの男がルールなのだ。

「コーヒーをお持ちしました、Mr.ジャララトフ。」

「うん、入りたまえ。」

T・ジャララトフは大きなディズニーの塗り絵をしていたところだった。
足元のクレヨン24色セットに目を運ばせる。これには正直驚いた、全部同じレモンイエローなのだ。

「仕事中に申し訳ありません。」

「これは仕事ではない、童心に還っているところだよ。
 ところでどうだい、君もやるかね?ミニーの目の色はどの色がいいのか正直悩んでいるんだ。」

「いえ、結構です。」

「だ・か・らぁ!勝手に部屋に入ってくるなっていってんだろ!!!クソババア!!!!」

このチェチェン人はジャララトフの逆鱗に触れてしまった。
しかしこれが虚勢であると見抜いたチェチェン人はものともせずに会話を続けた。

「Mr.ジャララトフ、我々は急を要しているのです。
 あなたのオーダー通りにドラグノフのパーツをすぐさま用意しました。
 これがなにを意味するか?つまりあなたに即時修理していただきたいということです。」

「かしこかしこのかしこまりーーー!さぁ『修理のとき』だ」


というわけでRSSVDのメカボのガワを慌てて手配した割には
実作業にはなかなか入れなかったという。まずはどんな状況になっているのか
分解してみなければいけません。


こ れ は ひ ど い


あ あ あ あ あ あ(ひょいとつまんだら自重崩壊)

安直な方の流速仕様(爆笑)による弊害でしょうか。
フロント周りがごっそり持っていかれてます。

かのキャンディーズの伊藤蘭もこういっていました。


「ふつうの女の子に戻りたい」


というわけで経年劣化以外でこのようなことになるのは
もう御免被りたいので、ガワを新品に交換したついでに
低レートバネに交換し、バレルもAKサイズに変更。
基本中の基本のシム調整を行いまして終了。

まぁガワが届いて軸受けは別売りだと気づいた29歳JJです。
慌てて7mmベアリングを買いに走りました。ファッキンジャップぐらいわかるよ馬鹿野郎。
ただRSSVDはセクターギア、スパーギア、ベベルギア、トランシジョンギア、ドゴスギアという
いわゆる4枚ギア構成の変態メカボなので通常の軸受けセットが2つ必要になります。
そして今、余った4つの軸受けを前に沈思黙考。


左右で合計8個の7mm軸受けが必要なのです。

あとはグリスアップして組み立てなおして終了。動作自体は快調そのもの。
まぁ難しいことはなにもしていないので当たり前な話ではある。

メカボあけたのも久しぶりだもんでちょっと変な疲れ方をしてしまった。

しかし手持ちのエアガンで一番直してるのはRSSVDなんですよね。
ロクに使っても居ないのだが。


よかねぇよ!!  


Posted by ダブルジェイ at 02:58Comments(11)

2011年11月11日

バイタルリッチ

まいどまいどのトラピスチヌ修道院 ほにほに(函館観光名所)

気づいたら11月です。
先月の参加イベンツはKNC定例会と射撃会参加という
シュトゥルム・ウント・ドラングな感じでしたが、
今月はもっと悲惨な事になりそうな予感。

下手したら11月は銃を握って駆けずり回ることができないのかもしれない。
そうならないためにも目の前のことを日々ぶっ潰してるわけですがさてさて…。

ここ最近のエアガンにまつわる出来事といったら
前回の記事にもあるように「RSSVDのメカボがクラッシュ」したぐらいでございます。

必然的に「みんなだいしゅき!お買い物記事」をマネして書こうにも

「今日届いたもの、RSSVD専用メカボックス」

いわゆる「リアクションが難しいモティーフ」なのは本人が十分わかっている話なので
そこらへんのディティールについては割愛。そのうちちゃんと直しますけどね。
(ジャララトフ三部作の完結編「修理のとき」に掲載予定)

予告
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温い空気が薄手のベールのように肌にまとわりつくのを感じた。
たまらずチェチェン人は苦々しい顔で男に尋ねる。不安材料を胸中で消化しきれなかった。

「直りますか?否、直せますか??」

「直せるか?と聞かれたら直せるだろう。心配することはない」

「…しかしですね」

「とーなーり同士 あなたと あーたし さくらんぼー(工具箱を逆さにブチまけて気分転換コース)」

チェチェン人は男の奇行に驚愕した。目の前で行われていることはおおよそ修理とはいえない。
足元にネジやナットが渇いた金属音を撒き散らしながら数多く転がってくる。

「では今から48時間睡眠をとることにする」

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しかしまぁ、不動(動くけどさ)となった電ガンから滲み出るこの虚無感はなんでしょう。
ギアやスイッチ周り、タペットプレートなんぞは予めストックしていた私ですが、
まさか一番最初に逝ったのがハードのほうだなんて…思えば遠くへ来たもんだ。

エジェクションポート付近から勢いよく射出されたメカボのガワの一部を眺めながら溜息。

どうしてガワがここに……tell me why!!!!!!!!!!

Show me the way to you!!!!!!(heavy metal)

Lead me now where you are!!!!!!(heavy metal)


正直なところ、エルガイム未視聴。

次のお休みのときにでもセッティングを考えつつ直しましょうかね。よし  


Posted by ダブルジェイ at 02:14Comments(14)

2011年11月06日

T・ジャララトフ

無精ひげが目立つ色白男は、ガンケースを片手に虚ろな目でホテルのロビーに現れた。
歳のころは20代後半、猫背による背中の丸さからは幸福感など微塵も感じられない。
かけている眼鏡の奥に映る目はまるで9R戦ったボクサーのように腫れぼったく、
瞳の輝きなど当の昔に失ったかのようにも見えた。

男が重々しいガンケースをテーブルに置いたその隙を狙い、
出迎えのチェチェン人が慌しくかけより、挨拶がてらに質問を交わす。

「フライトはいかがでしたか?Mr,ジャララトフ」

「飛行機だけは勘弁な」

ジャララトフと呼ばれた男は、チェチェン人から手渡された「おーいお茶」を
苦々しい顔で一気に飲み干す。その目には若干の潤みを宿していた。

「ぶっちゃけ日本茶は苦手だと伝えたはずだが」

「あいにくですがMr,ジャララトフ、このホテルの自販機は伊藤園系列しかなく」

「ふむ。嘘泣きだから安心したまえ」

このやりとりに意味を求めることこそが無意味である。それは誰にとっても明白だった。
チェチェン人は自分がなにを試されたのかわからなかったが、
自分の国にもそういう頭のおかしい輩がいたのを思い出し、自らを納得させた。
そうでもしないかぎり永久にこの男との会話は成立しないのだ。

「お呼びしたのは他でもありません。あなたに狙撃をお願いしたいのです」

ジャララトフと呼ばれた男は静かに、時計のような一定のリズムで呼吸をするだけである。
チェチェン人はくたびれた茶封筒からおもむろに写真を一枚取り出した。



ジャララトフと呼ばれた男は表情を変えぬまま、
人物像の輪郭線を追うように視線だけを動かしていた。
まるで未来永劫続くような長い沈黙が続き、チェチェン人は終始当惑したが
その沈黙を破ったのもまた沈黙を生み出した本人であった。

「ふむ、絹目の写真だね」

男が的外れな返しをしたので、居心地の悪い空気が一瞬にして辺りを包む。

「ふむ、こんなわかりやすいFBIはまずいないだろう」

「盗撮どころかスナップショットです。この男の名前はニック・ダメンフィス。先日猥…」

「狙撃に理由は必要ない。必要なのはターゲットと銃と弾丸だけだ」

「おっしゃるとおりです。失礼致しました、Mr,ジャララトフ」

「銃は私が用意したものを使わせてもらう。それが条件だ」


男がガンケースから取り出した銃は、長く重く優美な代物であり
近代的とは決して言い難い不思議なフォルムをしていた。

「それがドラグノフですね、Mr,ジャララトフ」

「そう尋ねられたのであれば私はこう返させていただく。YES!高須クリニック。
  あのリアルソード製のものだよ。木ストにクラックが入ったときは泣きそうになったがね」

「是非とも大陸クオリティを目の当たりにさせて頂きたいものです」

「ふむ、いいだろう。ただホップ調整ダイヤル回すのがしんどいので
       レシーバーカバーは開けたまま試射させていただこうか」

男がギチギチとホップ調整ダイヤルを回す。これでもかと。
適正ホップの位置は回数で覚えていた。左周りに5周、これがベストな位置になる。
久しぶりの試射に気持ちが高ぶる。男が浮かべた笑みにチェチェン人はようやく血の通い感じた。


ウィ! ピーン!!


「ピーン!?!?!???!ピーンてなに!?」

発射音の後に聴き慣れない金属音がしたと同時にエジェクションポートの位置から
なぞの物体が勢いよく射出された。おかしい、これはTOPのM4ではないのだ。



勢いよく射出されたのは



メカボのガワの一部でした!!!

これはガワを買って交換せねば。クラックってレベルじゃねーぞ!!
バネも柔らかいのにとっかえよう。もう一度仕様を見つめなおそう。

おしまい  


Posted by ダブルジェイ at 02:57Comments(10)