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Posted by ミリタリーブログ at

2014年08月16日

シュモクザメ

「女性同士セックスにんげんべんき体にウンコを塗り合い」

いきなり気が触れたわけじゃないですよ。
当ブログの検索キーワードに上記のワードがありましてね。いよいよ折り返し地点かなと。

おかしいでしょ、エアガンとかサバゲーのことしか書いてないのに。
強いていえば中華メカボ開けてギアの茶色グリス拭った写真がアレなもんで、
「粘度の高さではコレが一番なんすわ!」って逆にギアに人糞塗りたくってるようにしか
見えないわけですよ。んでさ、ピニオンギアにも塗ってさ、うっかりそのままテストドライブして
ウィンッ!ビビビッビャッ!って飛び散りまくるわけですよ(飛び散ったら意味ないんだけど)
他にも写真だけ見るとレベルの高い性癖と誤解されそうな写真もあるわけで、
合板グリップに見惚れ、ついつい「うっ!」と達してしまったかのような誤解を生みかねないのである。
(バイスに挟んでるところが狂気をさらに駆り立てている)

んでまぁこの流れでいくとですね、私(わたくし)MRTのレザースリングをVSR用に買ったんですが
サフィールのユニバーサルレザーローションを塗るわけですよ。
まぁ白濁色の液体をスリングに塗って手でしごくわけですよ、そらエクストリームスポーツばりに。
そんなんニコニコ動画にあげたらどんなタグつけられるかわかったもんじゃあないですね。

で何の話かっていうと漫画「これからコンバット」の話です。
あの実に嬉しくない表紙の週刊漫画TIMESに不定期連載されてるらしく、
なんで「らしく」なのかというとこの漫画は私は単行本でしか見てないんでね。
(だって、あの表紙だと手にとりづらいじゃん)
で、この漫画、ファンタジー要素が程よくブレンドされてて、他の媒体に落としにくいサバゲーを
うまいこと昇華している珍しい例じゃないかなって思うんです。

2巻で主人公の女とライバルみたいな女とでボルトアクション対決するんだけど、
よりによって仲間から急遽手渡されたのがマルイのプロハンターなわけで、
「いいか!そのスコープは弄るなよ!素人のお前には無理だ!」と
持ち主から全開念押しされるわけ。プロハンターにプロスコープぶっつんでるわけだから
そらもう素人はいじったらあきまへん。あきまへん。
同じ理由で次世代にぶっつんだプロサイトがリコイルでついたり消えたりしても
素人がいじっちゃあきまへん。

でまぁ3巻がちょっと前に発売されたので買ってみました。
この漫画、マルイのテコ入れがあるのか、話のどっかでかならずマルイ商品を
PRすんだけど、流石に爆音VSRを取り上げたのはビビりましたね。
どんぐらいビビったかというとマッドマックス2後半でモヒカンのウェズがトレーラーのボンネットから
いきなり現れたぐらいビビりましたね。

でまぁ爆音VSR撃った感想が「思わずネコ語になってしまうにゃ!!」なんだそうです。
これ便利なんで私もどんどん使っていこうと思います。
例えばイベントゲーム協賛でまさかのバ○ンBB0.2弾をたっぷり配布されたときとか。

モヒカンウェズの革パンがなんでケツ丸出しなのかの話は別の機会にするとして、
たしかね「これからコンバット」3巻の真ん中あたりに子供サバゲーの話がありまして
そこでも類に漏れずミニ電動ガンのSIG550を紹介するんですけど、
あんな表紙の雑誌じゃないですか、どんな層に向けてんのかなって不思議に思うのです。
あんな表紙の雑誌を手に取るような層がミニ電動ガンを手にしたらある意味で一つの完成形ですよ。

多分ミスだと思うんだけど、この「子供サバゲー話」のときに、
子供ゲーマーのリーダー格がいきなりセーフティーでマガジンぶっさして
「俺達は地獄のレッドファルコン部隊だ!」って鼓舞するんですよ。聞かれてもいないのに。
なんかこのなんていうんでしょう、youtubeに上がってる中学生のエアガン紹介動画にあるような
危うさと儚さがリアルだなぁ、意図的だったら相当の演出だなぁ って思いましたけど、
多分ミスなんでしょう。

中学生のエアガン紹介動画で「逆ネジ仕様の20ミリレイルを兄が逆に回して壊してしまいました…」の
キャプション付きとかジワジワくるんですわ。


  


Posted by ダブルジェイ at 02:39Comments(2)

2014年06月22日

前立腺野郎

今更ながらにプライベートライアンの小説を読んでて思うのが、
改めて狙撃兵のジャクソンのキャラに馴染めないというか…気持ちわりぃなぁって!
彼、昨今の「スナイパーになりたいちゃん」の潜在意識の中になるスナイパー像の
4大エレメント(犯罪構成要素)の一つだと思いますね。

とまぁいきなり憂いからはじまるわけですが、
私も電動ガンにちょっと飽食気味になったらボルトアクションとか使いますけど、
ボルトアクションつかってギリーきたら誰しもスナイパーってわけじゃあないし、
この期に及んではそんなずうずうしいことは自らの口からはもはやいえませんなぁ。
「電動にちょっと飽きた人」程度の認識で大いに結構です(んですぐ電動に戻ったりする)

その程度でいいのかよっていわれたら身も蓋もないんだけど、
少なくとも自分を疑わないままに理想のおちんちんスナイパー像を勝手に自己投影して
やってんだかやってねーんだかわかんないような「頑張ってます」アピールしたり、
せっかく隠れるためのギリーを着てばっちり写真撮って本末転倒とか、
そんなもんはもうどうでもいいんで、私は「足る」を「知って」、地に足つけて遊びたいんだなぁ。

「ぶりっこおじさん」

私が大好きなワードである。
元々はブンシャカ上地雄輔氏のことを指すんだけども
世の多くのスナイパー志望のおじさんにも当てはまると思う。無論若人にも。

ロマンや理想論にどぶ漬けのままの地に足着かないぶりっこおじさんは、
職場における精神疾患カミングアウトと大して変わらないと思う。病気病気。
そんなこといわれたら「その人ができる範囲の仕事」でしか仕事を振れないじゃない普通。

っていうのも私の職場で病んでる方がいた(過去形)のだけれども、
根拠のない断言をして結局つじつまがあわなかったり、思考のブラックボックス化してたり、
「頑張ります!」っていきなり豪語した翌日に体調不良で休んだりとかもうめちゃくちゃでね。
病んでしまったものはしょうがないし大変なんだろうなぁと安易に思うわけだけども、
なんか症状を免罪符にしつつも「本来の俺のポテンシャルはこうじゃないんだ」的な
匂わせ方もされてもう何考えてるか全然わかんないのね。
地に足つくどころかドムみたいにホバーしてんの。フットワークが軽いとかじゃなくて。

ウィル・グレアムはよくもまぁレクター博士を逮捕できたもんだと改めて思う。
当人も自分のリズムで書けるSNSとかではかっこいいこと述べちゃうんだけども
実際はもうグダグダで目も当てられず、負の遺産を残しいつの間にかいなくなっていた。

こういうのってわかりやすくてわかりにくいものが混在してるから判断が難しいんだけど
会社としては「情」とか「様子見」の結果適切な処置ができなかったわけで
双方に痛手を負うという誰も喜ばない結果になってしまった。
早期の段階で「この人のマンマンスは相当低いだろう」と私は判断していた。
その判断はいろいろあるんだけど決め手としては

●過去の業務における「自分がいかに頑張った感」の主観的アピール
●今現在の自分がどれだけきつい状況におかれてるかの主観的アピール
●根拠のない断言
●改善にむけてではなく現状を視野に入れていない理想論

この4点が顕著に現れていた。この段階で私は「この人病気だな」と思ってたらその通りだった。
笑えない中二病ってのはもうほんとの病気なんだなぁって。
自己判断がFPS視点(First Person shooter)なんだけども
一番の決め手は、別にそんなこと聞いてないのに自発的に上記のことをのたまうのね。
自己評価って本当にアテになんないんだけど、そういう人に限って
第三者から評価されたら「死んじゃうんじゃないかな」ってぐらいにコキ降ろされるわけだから
あえて自分の声を大きくして、聞こえなくなるようにしてるんじゃないかって疑いにかかるですよ。
ここで金閣寺の名言「自分を大事にし過ぎている」ですよ。
そもそもなんかかっこいいことをいってるけどもそれはただのビックマウスで
トラッシュ・トークには進化してないんだな。決して。

おお!こうして書くと「スナイパーになりたいちゃん」や「ぶりっこおじさん」にも
共通点が多く見られるじゃあないか!

「なんで暑いのにヘルメット被ってるの?」
「かっこいいから我慢して被ってる」

某フィールドで耳にした参加者のやりとりだが、
このやりとりのほうが素直だと思う。

他人の目を意識して構えることもなく自由に遊べばよい。
かっこよい部分だけ見せようとするからかっこ悪く見えてしまう。
人の魅力はいいとことわるいとことのない交ぜで構成されてるから
逆に本人が「編集したいいとこ」だけ見せられてもただ単に胡散臭くなるもんなんですな。
ロマンや憧れを隠れ蓑にすると途端にずうずうしくなる。  


Posted by ダブルジェイ at 04:29Comments(2)

2014年05月31日

カプセルコーポレーション

まぁ同じ穴の狢なんだけど、エアガンショップの店員も客層もあんまり馴染みがなくて、
エントリーユーザーにいきなりA&Kのミニミ薦める店員とか、それに乗ってしまう客とか。
なんかこの界隈のわかりやすい一例の一つだったりする。

まぁ冒頭の話はアメ横の某ショップなんだけど、散々A&Kミニミすすめといて
「でも箱出しだとトラブルがあるかもしれませんから、うちのチューンでうんたらかんたら」



ΩΩΩ「な…、なんだってーーーーーっ!!!?!!?」

ウォーズマンの「電話越し金言集」に「ミニミはかっこいいのよ!!」とあるぐらいだから
重くて取り回しに苦労する分隊支援火器に皆心惹かれるのはわからん話ではない。
(なんで電話越しで熱弁されたのかの過程は別に問題ではない。結果が問題なのだ)

物見遊山で激安ミニミを手に入れて「たまに試射」して「逆転ラッチ」をリリースするために
分解する程度のユーザーである私がどの顔でいえるのかという話ではあるが。

で話を戻すとですな、身も蓋もないこというと、私エアガンショップってあんま信用してないんですな。
それにはいろいろ理由があってうまくいえないんだけど、共通言語でいうなれば
ミリブロ絡みのショップブログとかみててなんかもういろいろと悲惨じゃないすか。
こいよ運営、スポンサーなんか捨てて、かかってこい!

そんなバイアス掛かった私が好きな店は「エアボーン」と「ケイホビー」
品揃えがどうの価格がどうのじゃなくて店員さんがおもしろくて。

「ウェポンライトつけたら抜けなくなっちゃったんですぅ」って客のグロッグかなんかを
2人がかりで「いっせーの!」って抜こうとするエアボーン店員さんに私は一発で心を許してしまった。
しかも力をこめて引き抜こうとするもうっかりボタン押してしまい
何百ルーメンかを照射され驚くマズル側の店員さん。わかってらっしゃる。

実際ここは商品について「メリット・デメリット」を伝えてくれる。

「店頭在庫にはないんですけど、今アマゾンみたらここで売ってるみたいですよ」って
他所の店の在庫情報を伝えてくれる。商売ってなんだろうなぁ。

んでもう一つのケイホビーなんだけど、ここは完全に店員が狂ってるレベル(褒め言葉)

店頭でエアガンいじってて「どこだ!!!どこだああっ!!」って叫びながら
飛んでったバネを必死で探したり、中古モデルガンのMP40の箱を
「どこだ!!どこだああっ!!」って叫びながら必死で探してたりする。店員総出で。
見つかったかと思ったら「違う!それはMP44の箱だ!!どこだぁっ!!どこだああっ!!」って。
ものすごい顔色悪くて調子悪そうな店員さんがガスブロMP7を修理して快調にしてたり、
社員教育が徹底してるんですな。

今日もケイホビーにBB弾を買いに行ったんだけど、オリジナル商品のKグレネードの説明を
してる店員さんが「KグレネードのBB弾のセットですが、鮭に塩を刷り込むように…」って、
実演しながら説明してるんだけど塩引鮭ってそんなに身近なもんじゃねぇよなって思いながら
傍らで見させていただきました。ほんとこの店おもしれぇなぁ。  


Posted by ダブルジェイ at 20:16Comments(4)

2014年05月16日

エトピリカ

こないだ某フィールドにて「夢にまでみた」ボッチ定例会参加をしてきたのであります。
晴れてボッチ童貞を卒業することができました本当にありがとうございます。

で、予約を入れてないボッチ野郎は「自由席」に行くわけなんだけども、
テーブルを見回すとカップルで参加してる人たちの横が空いてるじゃあございませんか。

でまぁ自由席だから「お邪魔します」って具合に席を確保し、着替えて、弾速計り終えて、
テーブルに戻ったら綺麗さっぱりカップルが別のテーブルに移動し、残された私の荷物一式。



俄然楽しくなってきました。

というわけでスペースジャララのエンジンもかかったことでいざゲームなわけでなんですが、
やっぱ他の人達はお友達つれて自軍フラッグに集合してわいのわいのじゃないですか。
みんなよく喋るもんだなぁと思いつつゲームスタートして、ダダダーと走ったあとに
味方がこぞって合流するじゃないですか、そこでもゲームはさておきわいのわいの。
おにぎりの好きな具とか話してたり、ずーっと独り言をいってる孤独なシルエットもいて、
「この趣味はいろんな人がいるんだなぁ」ってあらためて思いましたね。楽しくなってまいりました。

でまぁ私はブッシュの中でもっそり佇んでたんだけど、近くにいた味方が
バリバリバリバリと撃った挙句「ゾンビって頭うったら死ぬんじゃねぇのかよ」って
おもしろ名言残しててちょっと笑いそうになっちゃったりしてね。まぁ定例会だしね。

この日は大分荒れてたみたいでネットでちょこちょこ上がってたんだけど、
後日談でそんなこというならスタッフに逐一報告すればいいのになぁって思うわけです。
でまぁスタッフさんに「そういう報告ありました?」と尋ねたらその日は1件だけ届出があったとかそんなん。
良くも悪くも思い込みがウェイトを占める遊びならではといいますか、
そういう後日談的な話題が挙がるのを見かけると「主観の勧善懲悪」的なものを
なんとなく連想してしまうんですな。ほら、職場とかで「自分の正しさ」を「自分の口」で
「精一杯伝える」人ってあんまうまくいってないパターンの極みだったりするじゃない。
そんなに物事って自分だけの判断で断定できるもんなのかなって。もちろん程度の差はあるんだけど。
語弊があるかもしれんけど、自分もどっかでやってしまってるかもしれんぐらいの
危うさを持ってるぐらいが丁度いいんでないかな。まずは自分を疑っておいたほうがいいってやつで
フィールドで人と人とかカチ合えばその分だけ色んなパターンがあるでしょうし。

私も「ん?今のって当たったのかしらん?」みたいなときに一瞬迷って
ワンテンポ遅れてヒットコールをいうことがしばしば過去にあったけども撃った方としては
そのタイムラグもあんまりいい気分じゃないのかなって思うわけ。
逆に撃つほうもなんかあっても「自分のせい」ぐらい思っておいたほうが精神衛生上いいと
思うんですけどね。ギリッギリの認めたくないラインで「銃のせい」にしちゃう人もおるけども。

でまぁつまんない話はこれぐらいにしておいてですね、
喫煙所でタバコ吸ってたら常連っぽい人とちょっと話すことになりましてね。
その人もピンで来てたような。

「○○万で自分の理想のトレポン買ったんです」っていう切り口から入って
ああ確変入ったなって覚悟してエアガン履歴をそれとなく聞いたら
初めてのエアガンでLMG買って、次々に2丁ぶっ壊して今に至るとかで
そのうちその壊れた2丁を合わせて修理しようかと思ってるだなんていってたけど
ぶっ壊れたシルビアとぶっ壊れた180で程度のいいシルエイティできねぇよなって思いました。

トレポン、かかった費用、壊れたLMG話 とアツイ話題が並んで
ほんっとわかりやすいなぁと思いつつ、なんだかんだいっても所謂アンビバレンスってやつですよ。
接点が限りなく少ない二次曲線だけどそれでも地球は回っていて有料フィールドも回っていると。

んでまぁ喉渇いたから(ロクに喋ってもいないのに)、「ちょっとジュース買ってきます」という
私の切り出しで会話が終了したんだけども、この人午後になってからメイド服をいきなり着だして
「そういや『午後からネタに走りますわ』なんていってたっけな」と思い出しつつも
「特に要望がないものを自ら切り出す勇気」と「メイド服を着たらネタキャラ」っていう
石川優子&チャゲ ふたりの愛ランド的なバイオレンスに打ちひしがれることになったわけである。
○○万のトレポンもったメイドなんてどれだけ高給取りなんだと。

そういえば「ピンで定例会に来てる常連はなんしか大きな闇を抱えている」と
核心をついたことをとある人物が申しておられたが、
我々もまたその因子は十分に備えており、指を指して笑うことも
胸を張って佇むのもそれぞれにお互いが滑稽に見えるのであろうなと思った次第であります。おしまい。
  


Posted by ダブルジェイ at 04:24Comments(4)

2014年04月21日

2スト

ガラにもなくバイクを買ったんです。
事の発端はこうです。

「ドゥカティマンと名乗るクセにバイクのバの字もねぇじゃねぇか」

毎度こんなことをいわれるたびに私はこう言い返しました。

「俺は加害者になりたくない」

運転をしなければ少なくとも加害者にはならぬ。塚原卜伝の無手勝流ですよ。
だが乗り物と無縁な男と思うなかれ。6年前に盗撮された私のスナップショットをご覧いただきたい。

身内から譲り受けたトヨタ・サイノスから降りかけようとしている若かりし頃の私である。

サイノスは右ハンなんだから、この構図は助手席から降りようとしているじゃねぇか!
つかカメラ目線じゃねぇか!コラだろコレ!と思う御仁もいらっしゃるであろう。
それはともかくどうかもう少しだけ私の話を聞いて下さい(ロボコップのヘルメットを被ったままで)

若気の至りを通り過ぎ、ぶっちゃけ勤め始めれば通勤なんぞ電車一択という
そもそも車を所有するメリットがなくなった私は5年付き添ったサイノスを手放したわけだが、
その後サバゲーにするようになって「あぁ手放さなければよかったなぁ」としばしば思うことがあった。
今はもうダメンフィスの車のキーホルダーに擬態してフィールドインすることとなったわけである。

まぁサバゲーはともかく、なんかエンジンがついた乗り物に乗りたくなるのは男の罪で
それを許さないのはサイフの罪なんだけども、日々続いている仕事の鬱憤も後押しし、
私は地元に溢れる奇人のパトロールに必要な乗り物を所有することを決めた。
バットマンの乗り物はバットモービル、ドゥカティマンの乗り物はドゥカティモービル。
簡単な力学である(※ドゥカティへの羨望は一切ない)

冒頭に戻りましょう。
ガラにもなくバイクを買ったんです。


↑こんなの(※イメージです)

リッターバイク真っ青の燃費の悪さですが、聖帝としての威厳を保つには致し方なし。
漫画ばくおん!でこんな台詞がありました。

「バイクはバカにしか乗れん」

そうだよね!と自分に言い聞かせるしかない。
バイクに乗って公園に行ってはカツサンドを頬張り、
隣街のそば屋で天盛りを食べに行く(全て自転車圏内)

行く先々で、聖帝の威厳に恐れをなした婦女子どもから

「あらかわいいバイクね」

とか

「どこで売ってるの?私みたいな年寄に丁度…(省略)」

とか

などと逆ナンされる始末である。性の乱れを危惧して止まない。


そして恐れを知らぬ同胞はこういう。


「ゴルフ場から脱走してきたみたいwwwwwwwwwwwwwwww」



まぁそりゃあこういう顔にもなりますわ。


  


Posted by ダブルジェイ at 04:28Comments(2)

2014年03月31日

バドゥン

「ウェブはバカと暇人のもの」を読む。

タイトルこそ過激だが、故に本棚でパッと目について手に取ったのは
昨今のネットにおける情報リテラシーへの疑問が強まっていたところ、
なにかの解決につながるとよいなと思い読んでみた次第なんですよ。

芸能人のブログの炎上コメントだとかツイッターの晒し者の流れとか
特に被害者いないままの怒りのエージェントだとかいろいろあるでしょう。

私も含め日本人ってのは面と向かってものをいわない気質なんだけども
匿名のネットの世界だとその反動なのか一方的に優位な条件の下だと
とたんに粗を探したり証拠を残さないイジメ的なものに加担する傾向が強く、
実にタチの悪いリスキーシフトに陥りやすいのもまた一つの事実なわけで、
著者があえてわかりやすく「気持ち悪い」と提唱するのもまたむべなるかなと。

そういいつつも(決して理解できないもの=相手を病気扱い)的な安易な思考停止に
陥ってるわけでなく、著者自身がどっぷりとネットに浸かった状態、
インターネットニュースの編集者として第一線の現場で出くわした数多くの
異質なインプレッションの積み重ね(賽の河原的な)から得られた一つの答えがそこにあり
ネットに腰まで浸かりブログを設け発信の場の末席を汚している私としても「あるある」と
首を縦に振らざるを得ないことが多々記述されていた。

私がインターネットをはじめたのは高校1年だか2年の頃で、1990年代辺りは
まだネットの創成期とも言うべき時代故に今とはまったく違う状況だったような記憶がある。

純粋にコンテンツとして楽しかったのは、今みたいにパソコンが一家に一台というわけでもなく
まだパソコンも今ほど安くもなく、金のかかるもんだったから「見ようとしないと見れない」という
篩がかけられていたので、意志を持った人達が自分の意志にのっとって発信していたのかなと。
テレビをザッピングして入ってくる情報とは別に、知りたいことは調べなければでてこないから
調べ方も、質問の仕方も、答え方もなんしかのローカルルールに基づいて成り立っており
なにか間違いでも起こそうもんなら至極普通に叱責されるような環境ですよ。

創成期ゆえの途上感やその時代の臭みみたいなものはあれども、
思うのは「今の視点」で当時を見ることができたとしたらそれはそれはおもしろいものに
違いないという確信がある。悔やむべきは当時の自分のキャパシティーの狭さであるかな。

まぁ人間なんてのは紀元前だろうが近代だろうが基本中身は一緒ですから、
たかが15年ぐらい前の状況に対して「昔はよかった」なんてことはいわないけども、
この10~15年でネットそのものの概念が変わったのは逆説的なものがあると思うんですな。

なにかの本だか忘れたけども、インターネットに希望を抱いた人が
「これでこれからは建設的な意見交換の場ができるぞ!」と思ってたら
結局蓋を空けてみるとむしろ「どうでもいいこと」が氾濫しておりますねわははみたいな。
結局自分を含めた大多数の素人がネットを介してできることなんてのはたかがしれてるわけで、
むしろ今まで心に秘めていたことを簡単に露呈して自爆するだけの増幅装置なだけなんですな。
そういうもんだとわかってネットに触れている人はあまりいないんじゃないかと思う。
そしてこういうのも「自由な場なんだから別にいいじゃないか」という方も勿論いらっしゃるでしょうよ。

んでようやくこの本の端々に書かれている結論の一つを参考にさせていただきたい。

●ネットが自由な発言の場だと考えられる人は、失うものがない人だけである

多くのミリブロガーさんに対して私が思うことはこのことですよ。
中身のあるなしの線引きは人それぞれだから別にかまわないんだけども
上記みたいなことをすこしでも意識してもいいんじゃないかなって思う人がしばしば見受けられて、
好きなことを書いてるのにそこには意志がなく人間が人間じゃないように見えるっていうと
これまた大仰なのかしらん。
  


Posted by ダブルジェイ at 02:21Comments(0)

2014年03月24日

ジョンブルレーサー

手元にある消毒液マキロンのラベルに瞠目した。

「シュパッと殺菌 シュパッと消毒」

担当者は怪傑ズバット世代なのだろうか。
思わず目から熱いものが吹き零れそうになる(無造作にマキロンをゴミ箱に投げ捨てる)


こないだお邪魔したサバイバルゲームのことだが…
KTWの九六式軽機関銃を持ち込んでた御仁がいて、
旧日本軍の格好で試射場でパララパララと撃っていたわけなんだが、
高価(アレ30万以上すんだっけ?)で物珍しいわけだから周りの人も気になるわけで、
そばにいた人が「撃たせてください」だかそんな話になったと思うんだけど
よりによってマーパットの海兵隊の人が旧日本軍の説明を受けながら九六式軽機関銃を
撃ってるわけだからなんというか…時空を超えた絵面がおもしろすぎて、
いまでも時折思い出し笑いをするのですよ。

「あぁ、サバゲーやっててよかったなぁ」って思うわけです。

同日の試射場にはMG42を携えたドイツ兵もいて、弾上がりが悪いのか
ずーっとずーっとフルオートで試射しては時折首をかしげてるのをみると、
逆説的にいえば「たしかにヒトラーのノコギリである」ということなのかしらん。
でまぁ弾上がりが悪いとゲームに支障が出るわけですから、
「この事態をどうやって処理すんのかな」と思ってたら、なんかドイツ兵が閃いたように
その場から立ちさったのをみて「なにかいい案が浮かんだに違いない」と
思ってたらもう一個のドラムマガジン持って来て腰が砕けそうになったり
(しかももう一個のほうも不調だったっぽい)

もう一度いいますが、「あぁ、サバゲーやっててよかったなぁ」と。

でまぁなにがいいたいかというと私は別に人間観察をしてるわけじゃあないんですよ。
むしろこの単語あんまり好きじゃないですからね。

たまにいるでしょ、「趣味は人間観察です」っていっちゃう人とか。
「お肉は苦手だけど焼肉は好きです」みたいな。その言い分なら私だって生肉は苦手ですよ。

普通そんなこといわれたら「じゃあ目の前にいる俺も観察対象かよ」ってねぇ。
それをいってなにか得することでもあんですか?って。リスクしかないと思うんですけどね。
「防弾ガラス越しに お・も・て・な・し おもてなし!」をやられてる感じ。完全にバカにされとる。
ふざけんじゃねぇぞ、拝むな!拝むのをやめろ!!!

そゆこと平気でいっちゃう人の根底に「1段自分を高みに置いてる感」ってあるじゃないですか。
それって地に足つけてないのと同義語だと思うんですよ。

境界線を述べよっていわれたら、すごく難しいわけで、私が前述にあるようなことも
きっと本人たちにしてみれば「あんまし見られたくない」みたいなところを
舐るように見てると思われてもまぁしかたないと思いつつも
「ふと目に入ったんだからしょうがねぇじゃん」とむしろ逆ギレするしかないのかなと。
逆ギレするっていうことは自分の非を認めたようなもんなんですが、いやだから違うんです。

ほら「人間観察」を表札に掲げる人ってさ、ほんと観るだけなんですよ。
さっきもいったとおり「防弾ガラス越しに お・も・て・な・し おもてなし!」」の発想。
ぶっちゃけ私が楽しくなってきたからこの表現を多用してるだけなんですけど。

でね、私の経験上こういう人達は身の上話をしだすと途端につまらなさが露呈すると。
そりゃそうだ、遠くで観てるだけですから、なんの経験にもならんのですよ。
観るっていうのはもう構えちゃってるわけで、自分が思い浮かばないことが起こるのが
事故なわけでして、なにがいいたいかというとこういうハプニングは「おもしろ事故」なのです。
奇跡の事故は一周して面白いわけで、観ようとして観た結果なんかとは比べ物にならない。
うまく伝わったかどうかの手応えはまったくありませんが、言い切った感はだけはあります。

おやすみなさい!!!  


Posted by ダブルジェイ at 01:52Comments(0)

2014年03月09日

ペペクリエイション

また高崎に。

前回頼んだブーツのソール張替えが終了したので回収しに行ったのである。
ぶっちゃけると電車代もバカにならんので「着払い」でもいいかなと思ったけれども、

「今度いらっしゃるときはコーヒーをご馳走します!」

電話越しの店主のフレーズにやられ、また狂乱の地グンマーに行くことにした。
ちなみに当方はコーヒーはあまり好きではない。

「カジュアル中華」というまったく意味不明な謳い文句にしている中華料理屋を通り過ぎ、
修理屋に入店すると「ああどうも!!!」という威勢のよい店主の声が迎えてくれた。

カウンター越しに「そこの自販機で好きなもん買ってください」といわれ
狼狽するままに小銭を受け渡された。店主の分も含まれてい、
とどのつまりはまたしてもイニシアチブを奪われる形だった。勝てない。

「私は全部入ってるコーヒーでいいです」という謎の注文を承り、
よくわからないままダイドーブレンドコーヒーを買ってくると「そうですそうです!」といわれたのが
とても印象的だった。とりあえず何か間違いが起きてもイーブンに持って行きたかったので
自分も同じものを買った。もう一度言うが当方はあまりコーヒーが好きではない。
コーヒーはほろ苦いとはよくいったものである。

しばし談笑していると「旧日本軍に興味はありませんか?」と唐突に尋ねられ
「きっかけがあれば」と答えたわけだが、もし私がフィールドで
旧日本軍の格好のままにHK416を携えていたら「なるほどな」と思っていただきたい。
或る人曰く、「硫黄島のときにHK416があったら日本軍は勝っとったよ」という発言があったが、
体現するのも吝かではないといったところであろう。所謂「新日本軍」というやつである。

帰路につき、地元に到着した矢先に考えたのは

(またドラゴンタトゥーの女に会えるかもしれない)

このことであった。

実は前回の高崎小旅行での帰りにも同じく

(ドラゴンタトゥーの女がいたりしてなぁ)

そう思った私が、家とは反対の西口方面に足を向け、
駅前の喫茶店に淡い気持ちを抱いて入店すると本当にいたのである。
またしても独り言をぶつぶつ言い、時折空間をじっと見つめたり、タバコを吸い始めたり
なにか見えないものを掴むように一人手を振り上げているドラゴンタトゥーの女がいた。

これに味をしめた私は、この日も再度思い浮かべつつ入店するとまたいた。
いつの日だったかダメンフィスと一緒に遊んだときに

「今日はいるかもしれんな」

と冗談半分で2人で入店したら本当にいたこともある。
願うと出てくるのだろうか。否、ただたんに土曜日の夕方は高確率でいるようである。

「万が一、襲われることを想定して武器があったほうがいい」とダメンフィスと話しながらの
入店だったのだが、せっかくなのでそのときの対ドラゴンタトゥーの女用武器の内訳を記しておこう。

ダメンフィス/ガラス容器(コーヒー豆保存用)

WJ/おろし金(お好み焼きに入れる山芋用)

ただ単に間際に100円ショップで買い物した結果である。
猿叫とともにダメンフィスが不意打ちをしかけ、その間に私が山芋を擦りおろす手筈だ。
(お好み焼きに山芋をいれるとふんわりさっくりの触感が得られる)

話を戻そう。

夕方は高崎の修理屋さんにしてやられ、夜はドラゴンタトゥーの女にしてやられる。
だが時間軸を昼間に遡ると、新たなニューフェイスが駅のベンチにいたことを書かねばなるまい。
高崎に出立する前に駅の立ち食いそばで食事を済ませるとなにやら奇声をあげている
御仁が駅のベンチに座っていたのである。

二つ折りのガラケーを手になにやらブツブツいっている。ここまではまだよい。
よくみると片方の手は己が股間を弄っているのである。背中にどっと汗が吹き出た。

この御仁を「たぁ坊」と名付けることにする。

たぁ坊とはこの日がファーストコンタクトではない。もう何年も前から地元で見かけている。
以前にも泣きつつ怒りながらのたぁ坊とすれ違ったこともある。
30m離れてもその怒号が聞こえるのだから、たぁ坊の奇声のボリュウムが尋常でないかは
火を見るよりも明らかであろう。そして今日はガラケー片手に股間を弄っているのだから
人間というのはまことに理屈では語れない生き物である。


●小雨坊(電話ボックスブレイカー)
●ドラゴンタトゥーの女(姥捨て山の麗人)
●メーテル(下りホームのリベリオン)
●たぁ坊(愛染ガラケー)
●埼玉プリン(奇跡の人差し指)
●山崎一(新潟の守護者)


一部未紹介の人物も含まれるが、いわゆるこの6人が当地元におけるロイヤルファミリーである。
私の地元が「深刻なゴッサムシティ化」に悩まされているかおわかりいただけるだろうか。

手塚治虫のブッダに「ナラダッタ」という人物がいる。
利益のために罪のない動物の命を奪い、罰として畜生道に落とされたバラモンである。
以後、四足歩行で野生の木の実を喰らう獣のような生活を送ることになるのだが
もしかしたらこれらロイヤルファミリーもそういうものなのかもしれない。

ただ違うのが、小雨坊は自転車を乗り回し、たぁ坊にいたってはガラケーを使うというような
文明の利器と供にあり、ドラゴンタトゥーの女はタバコを吸いながら新聞を携えているという
嗜みを覚えている。これが現代におけるバラモンへの罰の在り方なのかもしれない。


  


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2014年03月03日

ウィケ波J太郎 男の系譜3

正月以来サバゲーになかなか参加できていないのだけれども、
無念!と思うと同時に「過去に参加したゲーム」で印象に残ったことを、
強く思い出したりするものである。

去年参加した貸切ゲームのことだったか、私が喫煙スペースでぼんやりと
煙草を吸っていたら、涼宮某にでてくる長門の格好した御仁と隣り合わせになった。
紫色のヅラを被り、その細身にはかの制服を纏っている。完全再現といいたいところだが
いささか身長が大きい。俗に言うデカ長門(雄)であった。

そのときの私は

(これぞ大名芸!!)

と思わず声をあげずにはいられなかった。うるさい!!

煙草を吸っているときに出くわした妙なコスプレイヤーはコミケのタオパイパイ以来で、
そのときのタオパイパイはラークを吸っていたが、このときの長門が吸っている
タバコの銘柄を見逃してしまったのは今になって強く悔やまれる思いであった。

互いに喫煙者であるから、ゲームが終わるたびに喫煙スペースで出くわし

(それとなく…)

会話がポツポツ展開されるのである。
冬に差し掛かった頃合だったので、スカートは寒かろうと思っていた矢先のこと。


長門「このタイツ、妹のなんすよ。タンス漁ってたら丁度よかったんで」

ウィケ波「最近、寒くなってきたからね」


一見成立してるようでまったく成立していない会話である。
私はこういうことがとても多い。反省しなければならないのだが、反面…

(まぁおもしろいからよい)

と、ついつい土地の人々の暖かき好意に甘えてしまうのである。うるさい!!

長門氏の大名芸に心をよくした私であった。

「いつもはどこで遊んでいるのかね?」とたずねると
「デザートストームが多いっすね」と笑顔で返され、これに瞠目した。
兼ねてから「デザートストームは女装ゲーマーが多い」という情報を耳にしていたからでる。

ウィケ波「彼の地は女装ゲーマーが多いと聞く。君もその一派なのか?」

長門「いやー!自分はピンすよ。たまに他の女装の方々とも出くわしますが」

ウィケ波「ふうむ…」

長門「スカートの丈の短さは俺が勝ってましたけどね」

ウィケ波「そうかそうか。それはよい」

これもまた成立してるようで成立してない流れなのだけれども、
悔い改めるのも野暮なのでまぁよいといったところであろう。
しかしながらスカートの丈云々の話なのに一人称が「俺」という
「とても貴重な発言」を聞きすっかりよい気持ちになった私である。
このときの体験は「御首バナナン女房」という短編に書いた。せっかくなので書き抜いてみようか…


「あい、バナナの皮波でごじゃりまする」

服部小平次に連れられるがまま、祇園町の「福山」に足を運んだ内蔵助であったが
目の前にいる皮波と名乗る黄色の肌襦袢姿の女に思わず瞠目した。

(バナナと名乗ったがしかし…これは一体…)

「先ずは…」

皮波はそういうと、傍らに置いた真黄色の大名陣笠を被り、内蔵助の盃へ酌をした。

(まさにバナナである!)

内蔵助は突然声を上げ、皮波のうなじにかけてもろ手で抱きすくめた。

「あぁ、いやいや…そんな…」

「シュガースポットはどこであるか!!!」

「あぁ!!そんな!!」

そういいながらも、次第に皮波のくちびるはひたと内蔵助のそれへと重ねられる。

余談であるが、後に内蔵助が「俺としたことが…あんなことをするとは」と討ち入り間際に
洩らしたと堀部安兵衛の日記に綴られている。

「痛みかけが美味いと聞く!!シュガースポットはどこであるか!!!」

「あい、ここに」

皮波が指し示した場所に触れた内蔵助の目が針のように光り、
それまでの昂揚がまるで嘘の様に静かになった。

「墨ではないか」

指先にはまだ乾ききぬ墨がこびりついてい、内蔵助はそれをじっと見つめていた。


内蔵助が赤穂浪士を引き連れ、祇園町の「福山」に壮絶な討ち入りを
仕掛けたのは四日後のことであった。


不思議なことに女装ゲーマーをしばらく見ていると、本物の女性よりも
妙に女性っぽいところが見受けられる。
特に椅子に座るときなぞは下着が見えぬよう、手でスカートを押さえつけながら座る。
不自由があってこその自由とはまさにこのことであろう。  


Posted by ダブルジェイ at 00:08Comments(2)

2014年02月18日

バディクリエイション

先週金曜日の大雪で帰宅難民になり電車内で一晩明かした私は、
復旧の目処も立たぬ高崎線に絶望し、そのまま休日出社をするはめになった。
途中、駅構内でみかけたJRSKISKIのポスターのキャッチコピー
「ぜんぶ雪のせいだ」は実害を受けた私にとってこれ以上ない皮肉だったのである。

なので週明け早々代休を無理くりもらい、兼ねてから行きたかった場所へと足を運んだ。

高崎である。


『おれは高崎線の降雪の影響を受けたと

思ったらいつのまにか高崎駅に降りていた』

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが

おれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


まぁお前次第だろっていわれたその通りすぎて返す言葉もありません(腹を見せて服従のポーズ)
とりあえず群馬県高崎市に行ってきたんですよ。
毎日高崎線のってるんですけど、実際高崎なんて片手で数えるぐらいしか行ったことありません。
その内一回は2~3年前にダメンフィスと一緒に出かけてダルマ市を覗きに行ったとかそんなんです。
なんか帰りの車内でいきなり「ホテルしこーしーーこーーー!!」とホテル三日月のノリで
ダメンフィスが発狂したんですが、その話をすると「一切記憶がない」とか本人ほざいてましてね。
勝浦・小湊と一切縁のない高崎市内でなんでそんなことを彼が叫んだか謎は深まるばかりです。

怖いもんですな、当事者の記憶の欠落というのは。
かくいう私も「警察の帽子被って両手に空のモスカート握り締めてセーフティーをウロウロしてた」とか
いわれたりするんですがまったく記憶にございません。こわいですな記憶の欠落というものは…。

もう少しだけ私の話を聞いてください。

でまぁなんで高崎までわざわざ行ったかというと、ちょっと前に「レッドウィングのブーツを買った」って
どっかの一遍でのべたじゃないですか。でまぁそのボブソールがだいぶ削れてきてビブラムソールに
交換したいなと思って調べたら高崎市にリペアしてくれるところがあるんですよ。良心価格で。
ぶっちゃけ都内にもそういうところは多々あるんだけれども、私が惹かれたのは
店の主人がギャリソンハットやら旧日本軍の帽子被ってたりして、すごいときなんかは
お店のブログ写真で軍刀構えて「国賊はこの場で処刑を敢行する」勢いで写真とったりとかしてて
最近ムチャクチャなことをいうクレーマーが乱立してるこのご時勢に対して
「接客とはなんぞや?」「という疑問を真正面から私に投げかけてくるイコールアイデンティティーに
「あぁ、きっとこの店は普通じゃないぞ」と胸が高まってしまったわけです。
やっぱグンマーって独立国家って騒がれてるだけあってすげぇんだろなって

でまぁ出発前に一応電話するわけですよ。雪の影響でお店閉まってたら寒いじゃないですか。
結果を先に言うと無用な心配だったんですけど、なんかもうイニシアチブなんか私にはないですよ。

WJ「もしもし、今日はお店の方は営業されてますか?」

店主「はい!営業しております!私は変人なのでついこの間の大雪なかでも営業しておりました!
    問題ありません!お待ちしております!」

背中にどっと汗が吹き出たわけです。この流れで問題ありませんっていった。
私は自称・変人の類は気にも留めないですけどここまで元気よく屈託なく
「私は変人なので」いわれたのははじめたのでしたので。
いや、あのこれ一応ですね、初めての電話のやりとりなんですが。

何故か不思議の国のアリスのマッドハッターを思い出し。

「お待ちしております!」っていいながらいざ私が入店した刹那、
猿叫とともに軍刀で斬りかかられたらどうしようかなって。まぁそれもしょうがないかなって。
所謂アンビバレンスってやつですよ。やっぱグンマーってすげぇんだなぁって

いざ高崎へ

電車の心地よい揺れが眠気を誘い、あっという間に到着です。
レッドブルなんて飾りです、偉い人にはそれがわからんのです。

駅からお店までは歩いて7~8分なんですが、道中瞠目しましたよ。
積雪で民家のカーポートがことごとくぶっ潰れてまして、挙句の果てには
バス停の屋根もグンニャリ曲がってぶっ倒れてるの。さすがグンマーだなーって

でまぁ店に着き、深呼吸して入店です。入ったら軍刀で斬り払われるかもしれませんから。

「いらっしゃいませ」

まさかの夫人。店主はおらず。

「昼過ぎに電話致しました、WJです」

でまぁこの足場の悪い中よくお越しくださいましたみたいな感じになって、
せっかくですからどうぞって二日遅れのバレンタインチョコ渡されるの。
もう完全に私にイニシアチブないですよ。チョコ頬張りながらソール交換の話終了。

んでまぁご夫人が外に出てる店主に電話をかけ「あと10分ぐらいで戻るそうです」って。

夫人「足が短いから早足なんですぐ戻ってきますよ」

もうね、また背中にどっと汗が吹き出ましたね。今度こそ軍刀で滅多刺しにされるかなって。
そんなことを考えながらバックオーダーでごった返している店の中をぼんやりみていると
店主さんが降臨されました。本当にギャリソンハット被ってる。

「はじめまして。わざわざお越しくださいましてありがとうございます。」

この瞬間、猿叫とともに袈裟切りされたらおもしろいなぁって。
でまぁ修理(ソール交換は修理扱い)の話からはじまり、色んなことを話したわけです。
雪で足場がわるいのでRATブーツ履いてたんですがそれを見た店主が
「サバゲーやられるんですか?」って一言。

なんか話し込んだらそういうお客さんも多いそうで、いきなりゴトリと
店の棚から編上靴を出されまして。レプリカなんですが一点ものみたいな感じで
これがまたよく出来てる。ご本人はサバゲーとかはやらないそうですが。

でまぁなんでそんなアイテムがあるんだとか日本軍の帽子とか被ってるのかの話になって、
当時のものを着てみたらどれもジャストフィットだから結局のところ自分のところに流れてくるだとか。

店主「所謂、大正時代のボンボンの体系っていわれてなんともいえない気持ちになるんです」

まぁなんともいえない気持ちですな。私も気紛れでミニミを担いだときに
「なんだか似合いますね」っていわれてどうしていいかわかんない時とかありますもん。
そりゃあ「ぼくはどうして生まれてきたのママ~!」っていいながらミニミを乱射しますわ(実話)

戦国自衛隊

店主曰く高崎は体育の日に武者鎧着て練り歩く不思議な祭りがあるとかで
「さすがグンマー!」と瞠目したわけなんですが、それに輪をかけ
「店の前を通るから私も応援がてら扮装します。大日本帝国陸軍歩兵大尉」とか
もう戦国自衛隊真っ青なことが行われるわけですよ。曰く「武者鎧姿の人達が何人かビビる」と。

でまぁ流れかなんなのか「サバゲーでどういう格好するんですか」って聞かれて
「最近はウソ海兵隊です」っていったら「じゃあ今年は旧日本軍と海兵隊ですね」って。

数に数えられている。

でまぁ店の奥からホルスターみたいなものを引っさげてきて
「ドンキでこういうスマホなんだか名刺なんだかのケースがあったんですが、
 ちゃんとした革で作りたいな」って店主曰く。

なんかこうアイデアだしの話になって

「レオンのジャン・レノがつけてた奴がいい」っていいったら「いいですねぇ!」って。
「マッドマックスみたいなのがいい」っていったら「いいですねぇ!」って。

「マッドマックスみたいなホルスターから名刺だされたら印象残りますよねぇ!営業とかで!」
みたいなことをいわれてまぁたしかに印象には残る。

高崎にはすごい修理屋さんがいるんだなぁって改めて思いました。
ものすごく楽しかった小旅行でした。おしまい。  


Posted by ダブルジェイ at 02:08Comments(2)

2014年02月09日

阿片窟

バレエ・メカニックを読み終える。

超現実、シュールレアリズムというやつですか。
脳機能を失った植物状態の娘が大脳皮質のかわりに大都市を介し、
娘が見る・見た「夢」や「幻想」や「記憶の欠片」みたいなものを人々に見せ付け
ある種のパニックに陥れるという。

筒井康隆氏の「パプリカ」は他人が見る夢の中に介入する話でしたけど、
大都市に住まう大多数がいきなり同時に不可思議なビジョンを見るという点でいえば
バレエ・メカニックはその逆のパターンとでもいいますか。

文字情報で超現実を伝える術。

超現実っていうのは理解不能の「絵・現象」をいきなり見せ付けられ混乱・困惑するわけ
ですから、読みつつ「絵・現象」を想像する小説と食い合わせがいいかというと
そうでもない気がして、ましてや主観で絵を想像するのが読み手に唯一与えられた
特権且つ、それぞれにまた想像しているものが違ってくるものがあると。

いったん噛み砕いて超現実を理解するのもなんかちょっと違う気がして、
どちらにせよありのままに受け止めるのが吉日生活なわけです。
ビジュアル先行で誘致されてみた映画パプリカも、ビジュアルから入ったからといって
なにがどう変わるかというわけでもなく、結局「理解に苦しむ」ものでありますから
どうにか「理解に苦しむのを楽しむ」という考えにシフトしたほうがいいと思うわけです。
「よくわかんない」の一言で片付けるには勿体無いものが世の中には溢れているわけですから。

季節や時節の移り変わりなんぞ普段は気にも留めていない私なわけですけども
そんな私でも電車の中吊りで「みすず学苑」の広告をみると

「もうそんな時期か」と呟きたくなるものです。

2014年版

2013年版

俗に言う「完全に狂ってる」わけなんですけど、これこそバレエ・メカニックの世界観、
つまりは「超現実」なんじゃないかと思いますもんね。
毎年なんしかの物語の進展が見受けられるんだけどもそもそもの物語がわからず、
無限の動力を得た暴走ラジコンが我々を攻め立てるわけですよ。

そもそも怖いのが我々がパニックに陥ってないこと。
いわゆる現実に超現実が流入しているわけなんですけど、見て見ぬフリなのか
理解不能と情報をシャットアウトしているのか。サラリーマンやOLでごったがえす車内で
それぞれが音楽を聴き、スマホをいじり、新聞を読み、個の世界を展開しておる。

異彩を放つみすず学苑とそれらの個々の展開を含めての更なる超現実が
今ここに誕生しているわけです。

私事でありますが、尻にオデキができましてこれがまたあまりにも巨大で
座り仕事にも自転車移動にも支障をきたすのでソーイングセットを買い、
針を火で炙り、消毒用エタノールを散布し、見えない場所なので合わせ鏡で
自分の尻のオデキを確認し針を突き刺すという行為に最近及んだわけですが、
これもある意味で超現実になるわけですよ。尻丸出しで針をもってる自分を
合わせ鏡越しにみたときの私の顔はまるで自分じゃないように見えた。

別のときでは、たまたま地元で山車みたいなのが練り歩く祭りが催されたので、
きまぐれにふらっと見に行ったことがあったんですが、
地元のボーイスカウト製作の山車のぼんぼりにトマトのキャラクターが描写されていて、
「わたしもボーイスカウトに入りたい。だってトマトだもの」だとかいう一文が
力強く書かれていたのをみて「これは夢なんじゃないか?」って思ったこともありましたしね。
その山車が信号機の高さにひっかかって「いったんバックしろ!」という参加者の
掛け声とともになんとか私も現実にかえったわけですが。

何故とは思いつつも、その「何故?」に答えがないのが超現実でありまして、
圧倒されつつも個々の解釈次第でどうとでも受け取れる矛盾こそがその装いといいますか
味わいといいますか、小雨坊やドラゴンタトゥーの女やメーテルだとかの類も
それに法った一つの答えであり、怖いもの観たさに近い感覚での
「素直に圧倒されたい」という純粋な欲求を満たす重要なファクターであるのだと
思ったり思わなかったりしました。おしまい  


Posted by ダブルジェイ at 17:32Comments(3)

2014年02月02日

チーク

三島由紀夫の「金閣寺」を読み終える。
まぁ初めての三島作品であったわけですが、私としては
最初に三島事件のほうを知ってそっちのインパクトが強かったもんですから
なんというか破滅に向かう力技の正当性の持ってき方というんですかね、
あぁなるほどなって。

自意識だとか美意識だとか劣等感による偏執だとか
人それぞれがどっかしらに抱えているものを「これでもか!」と
文字として目に見える形で知らしめられたわけなんですが、
根本的にそれによってなにか救いがあるのかというとそうでもなくて、
是非は問わないが金閣寺の主人公が行ったようなことを三島由紀夫本人が
三島事件を通じて体現したのは改めて思うと実に興味深いものでありました。
小説の中でこそ起こりうることを実際に持ってきちゃったわけですから
物語のおもしろさだとかつまらなさとかよりも作者の人柄というか人格みたいなものが
駅伝の白バイみたいに先導しちゃってまぁなんというかうまく言葉が見つからない。
よく「アニメキャラや漫画の女の子」に思いを馳せ「俺は二次元に帰るぜ」と猛る
先輩方もおられますが、二次元と三次元の境界線を越えたパイオニアの1人ってのも
或る意味で三島由紀夫氏なんじゃないかなって思うんです。
しかも作者自身がその境界線をブチ抜いてきたわけですからね。盾の会の制服着用&武器持ちで。

でまぁ先に述べたとおり救いがあるかというとあんまりない気がするのだけれども、
鬱屈であるかというとかならずしもそうでもなかったのが特徴だったというか、
「あぁ、そうは思っていても客観的な視点、トドメは外さないのだな」と舌を巻いたわけで。

金閣寺の主人公・溝口はその生い立ち、容姿、吃音症などによる劣等感から
なにかいろいろとめんどくさい思想の持ち主になるわけですが、
大学に通うようになるとお友達作りとして自分と同じようなハンデを持つ人を探すわけです。
そして先天性の内翻足を持つ柏木という奴にめぼしをつけ接触を試み、
吃りつつ標準語で話しかけるわけです。柏木はこう言い返します。


「君が俺に何故話しかけてくるか、ちゃんとわかっているんだぞ。溝口っていったな、君。
 片輪同士で友達になろうっていうのもいいが、君は俺に比べて自分の吃りを、
 そんなに大事だと思っているのか。君は自分を大事にしすぎている。だから自分と一緒に
 自分の吃りを大事にしすぎているんじゃないか。」


ここを読んだときに「たしかに!」と一陣の風とともに頷かざるを得ないわけでした。
どうも私自身が苦手意識がある人というのは「自分を大事にし過ぎている」というわけでして
過去の経歴、業績をふんだんに織り交ぜ、機動隊のジェラルミン製の盾の如く
防御しつつ突進してくるわけですよ。サバゲーでチラホラ見かけたなぁそういう人は。

それがポジティブなことであろうがネガティブなことであろうが源流は一緒で
「自分を大事にし過ぎている」ことにはあまり変わらないよなと勝手に納得し、
柏木のようにピシャリといえればいいもんですが、「まぁほどほどにな」としか
頭ん中で思うぐらいしかできませんが。

いや、ぶっちゃけサバゲーに限らずな話ですよ。

職場でもアルバイト先でも学校でもどこにでもいるもんですよ。
私自身含まれるところもありますが、かといいつつ「そこまで無自覚にいけるもんなのかね?」と
首を傾げたくなるのもまた一つ。

たとえばイジメ体験だとか、心の病にはじまるものも引き摺るのは当然のことで
うまいこと折り合いがつくように自分の中で処理しなきゃいけないけども、
その引き摺った跡を他人の目に見えるように残すのはまた別の話だよなってこと。
とはいえポジティブ過ぎて無自覚にポジティブさを触れ回るのまたどうかなってこと。

以前の職場で心の病を患った人と喫煙所で一緒になることがあったのだけども、
とくとくと身の上話をされて「いきなり伝家の宝刀を抜きやがった!」ということもあったし、
別の人だと自分のことを疑わなさ過ぎて変なことに巻き込まれたりとかもあったわけで、
これらの特徴として「自分を大事にしすぎて利害がハッキリしている」ってことです。

多分そういうことは今後尽きることはないんだけども、そのときは柏木の台詞をふと思い出して
みようかなって思いました。おしまい。  


Posted by ダブルジェイ at 18:23Comments(5)

2014年01月19日

バーテックスカラー

勘違いというものは誰しも起こすものであり、また人間の生活というものは
勘違いから成り立っていることが多い。不幸の始まりというものは見え辛く、
いくらでもその辺に転がってい、小さな勘違いなぞは気にも止めぬが、
とんでもない勘違い野郎とたまに出くわし思うのが

「生活が成り立っているのが不思議」

このことである。

勘違いのメカニズムに「象の鼻としっぽ」の話があるが、
目隠しした坊さん達が生まれて初めての「象」に対し、鼻を触っては
「細長くてやわらかいもの」だとか、ケツ触っては「巨大な壁みたいなもの」だとか
いろんなコメントをするわけで、坊さん達どんだけ暇なのだろうか。

でまぁ「全体を見ずして部分だけみることが大きな勘違いの元ですよ」みたいな
話になるわけで、仕事でもプライベートでもとんでもない勘違いをする人が
たまにいるのを見ると元々こういう気質に「盲目的ポジティブさ」も含まれている傾向も
あるのではなかろうかと思うわけですよ。

私が出会った「大勘違い」の類を見ると、早急に「答え」を見出そうとする傾向にある。
瞬発的ひらめきが堂々と間違ってることが多く、もうちょっといろんなことを疑っても
いいんじゃないかと思うのだけれども、これもまた「自分のことを疑わない」という
不動のベースラインが成せる業なのではないかと思ったりする。
なんというかイントロクイズみたいな勢いなんだな。

昨年末のどっかのサバゲに行く道中、ダメンフィスの運転する車の中でそんな話を
朝の6時半からしていたわけなんだが、ダメンフィス曰く

「よくいえば、そういう人は根がいい人だったりする」

これは強ち否定はできぬ。いい人という表現には「純粋」の意を多分に含む。

俗にいうピュアバカというやつである。

上司からよくわからぬ指示を受けた場合、私なぞは恥も外聞も捨てて
「バカでもわかる説明」を求めるが、大勘違い野郎なぞは「なるほどわかりました」などと
適当な相槌をかましつつ根本を理解しないまま事を進め不幸がはじまるわけなのだ。

説明中に「あぁなるほど」などと被せるような人を決して信用してはならぬ。
パフォーマンスの傾向が強いのだ。自分の理解が正しいか間違っているかのところを
はっきりとさせずに自己完結で進めており、この場合理解したと思われることをキチンと声にだし、
たとえそれが間違いであってもすぐに指摘されたほうが、まだ生産的である。
わかろうと務めるのと、自己完結はベクトルがまるで違い、後者の先にあるのは不幸しかない。

職場の話で申し訳ないが、「○○さんは勘違いから多いから君がフォローするように」などと
勅令を受け、裏で右往左往している最中に当の本人から
「WJさん大変そうですね、自分にできることがあったらなんでもやりますよ」なぞと
屈託のない笑顔で言われたときの私の心境をどう表現すればよいものであろうか。

「大変そうですが、自滅しないように気をつけてください」などとビックリトドメ発言をされる始末である。

どういうメカニズムで私よりも長い人生を歩んでいるのかわからぬが、
「力技でどうにかしてきたのだろう」という答えに今は落ち着いている。

そう、力技なのだ。
人との距離感も摩擦係数も立ち振る舞いも全ては力技なのだ。だから歪が生じるのである。
力技の蓄積にはどう足掻いても太刀打ちできぬ。もう大分ひん曲がっているのだ。
前にもいったが、めんどくさい人=修正コストが高すぎる このことである。  


Posted by ダブルジェイ at 11:37Comments(0)

2014年01月16日

ハイチュウ

続くといったからといってかならずしも続くわけではない。
こういうところが世の中の、端倪すべからざる不思議なのである。
まぁ私の気分次第なのだが…

「まぁお正月ゲームのことはまた気長にいたそうな。のう、久馬。」

成人式ということで巷には新成人が溢れかえっているわけであるが
折りしもこの3連休は出社せざるを得ない状況になってしまい、
しぶしぶ電車に乗ろうと地元駅の上りホームで電車を待っていたときだった。


「#%&’だ!!!(”ヴァ:qv!!!!!!!」


どこからともなく聞こえる罵声に「おや?」と私は辺りの様子を伺った。

「誰かが声を上げブチ切れている、そして近づいてくる」

このことであった。胸が自ずと高まるのも当然である。

声の主は線路を挟んだ下りホームにいた。
下りホームの端から端を歩き連ね、相対する我々上りホームの下々に
説法をかましていたのである。これには思わず瞠目した。

レールを挟んだおよそ5mの距離。
この5mは近いようであまりにも遠い。線路を跨ぐといわゆるアッチ側、このことであった。


「成人式だからって浮かれてんじゃねぇぞ!お前らの未来なんかお先真っ暗なんだ!」


くたびれた謎のオッサンの怒号は勢いを増すばかりである。

休日とはいえ昼前の下りホームは上りホームに比べ閑散としてい、
正確に言うと閑散としているというかオッサンしかいないのだが。

何度もいうようだが、私の地元は「キチガイの街」と揶揄される始末である。
現にそのオッサンの横には地元紹介のたて看板が備わってい、
一応本来の字は伏せておくが意味合い的には「感動王国」のキャッチコピーが輝いている。

高倉健主演の「駅 STATION」という映画でもあるように、駅からは様々なドラマが生まれる。
西口の喫茶店ではドラゴンタトゥーの女がいたわけだし、東口には電話ボックスの個室内で
「いけるいけるいける!」と騒ぎ狂う小雨坊もいる。小雨坊に関していえば、アレ以来
まったく見かけていないのが実に恐ろしく、「本当にどこかへ行ってしまった」のではないかと
疑いにかかる始末であった。

類に洩れずまた気狂いと出くわしたわけなのだが、便宜上この怒号をあげるオッサンを
メーテルと呼ぶことにしよう。いささか短絡的ではあるが、あのビジュアル姿のオッサンが
罵声を浴びせ尽くす姿を想像してもらえば多少味わいというものが沸いてくるであろう。

「世の中もうおしまいなんだ!大学生ですら就職が決まらないんだよバカ野郎!!」

駅の自販機のオロナミンCがさらに美味く感じた一瞬であった。
そして話はオッサンの内情にまで踏み込んでいく。

「俺はなぁ!会社を首になったんだ!能無しはいらねぇんだってよ!!」

なんで駅のオロナミンCはあんなに美味いのであろう。
そしてトドメにこの発言である。

「オレは焦ってんだよ!!!」

その刹那、電車が我々とオッサンの間に侵入した。
車窓からオッサンをみると声は聞こえないが口元が動いている。
ゆっくりゆっくりと私とオッサンは離れていった。

毎年1月は我々の気持ちを振り切るかのごとくあっという間に過ぎていく。  


Posted by ダブルジェイ at 03:23Comments(2)

2014年01月05日

炎のオーガスム呼吸法

正月早々サバゲーをしてきましたよ。

毎年声かけていただいてたんですが、タイミングが合わなくてですね。
今回ようやくというかなんというか、俺を呼ぶということはどういうことか教えてやるかと。


まぁこんな感じで。

場所は千葉のヤネックスさんでございますな。

http://www.yanex.co/

千葉といっても限りなく埼玉に近いんですよ。
今までわたしはサバゲーに行くとしたらダメンフィスが運転する車のキーホルダーに
擬態してついていったわけなんだけども(バレてないかいつもドキドキする)、
やっぱり遠いんですな千葉は。キーホルダーに擬態するのもそれなりに苦労がある。
(後でダメンフィスにぶん殴られると思うけどまぁいいや)

じゃあ埼玉で遊べばいいじゃんっていう話なんだけど、もう目も当てられんでしょ埼玉のフィールド。
「楽しいか楽しくないかなんて気概次第だ」なんていいましたけど無理なもんは無理ですよ。
だってしょうがねぇじゃん。人間てのは辻褄があわねぇ生き物なんです。

でまぁそんな状況で限りなく埼玉に近い場所に森フィールドができると聞いた日には
我々の喜びも一入で、初孫ができた大泉逸郎にも匹敵するといっても大仰ではないんだな。

なんでこんなにかわいいのかよ 孫という名の宝物(『孫』と銘打った出刃包丁を振り回しながら)

私の住んでる街からだと電車で1時間+バスで10分ぐらいだからなぁ。
一回、サバゲーの始まりから終わりまでの一連をガイアの夜明け風に撮りたいね、
ED曲流れる中で「あなたにとってサバゲーとは?」ってスタッフに質問されて苦笑いで終わる的な。

それはさておき…

ダメンフィスと合流してフィールドに着くや否や、第一村人発見の勢いで
なまてぃ氏に奇襲をかけるわけです。勿論角材片手にですよ。

WJ「おいボッチ野郎。あんたは今日から我々のチームメンバーだ」

なま「チームWJにですか?」

WJ「チームWJは解散しまして、USMCに生まれ変わりました」

なま「ただの改称でしょう」

WJ「USMC、そうユナイテッド・サイタマ・マリーン・コープ」

ダメ「てめぇ、今ユナイテッドっつったか?」


そもそも埼玉には海がないのでいきなり最初から破綻してんだけどな。
偶然みんながMARPAT着てたからまぁこの際いいかなって。
大目に見てくださいよ、3人だけですしいつ潰れてもおかしくないんです。
サイタマって謳っておきながら3人中1人は他県出身ですしね。

-USMCとは-

サイタマ海兵隊
(さいたまかいへいたい、英語: United Saitama Marine Corps、略称:USMC)は、
サイタマ合衆国の海兵隊。沿岸警備隊を含めたサイタマ軍を構成する5軍では2番目に小さく、
最高位の軍人を統合参謀本部の構成員として送り込む4軍の中では最も小さい組織である。
2014年1月の時点で3人の現役将兵を擁している。クズとも呼ばれることがある。

(wikiより抜粋)

だから沿岸警備とかいってるけど、埼玉にはそもそも海がねぇんだよ。
本土の防衛が任務に含まれない外征専門部隊であることから「殴り込み部隊」とも渾名されると
書きたいところだけど、「殴り込まれ部隊」と渾名されるのが正しい。

そう、ダメンフィス氏、なまてぃ氏、私WJの共通点といえば
「ゲームで酷い仕置きを受ける」というところであって、「殴り込まれ部隊」というのも
あながち間違ってはいないのである。

-モットー-

さっさと遊んでさっさと帰る


-入隊-

スカウト制(スカウトマンの器量が極端に狭いため人数が極端に少ない)


-除隊-

自己申告制(申告すらしなくても可)


というわけで2段熟カレーの箱裏にある調理説明みたいな適当さで設立されたわけなんだが、
この日も類に洩れず我々USMCは酷い仕置きに合い、設立早々解散の憂き目に合うのであった。

つづく  


Posted by ダブルジェイ at 02:36Comments(5)

2014年01月02日

ピピンアットマーク

だれですか、正月早々「熟年ゲイ小説」の検索ワードでうちんところにアクセスしてきたのは。

皆さんあけましておめでとうございます。  


Posted by ダブルジェイ at 03:37Comments(2)

2013年12月30日

吉岡キャビネット

今年も残すところあと二日である。早いなオイ!

部屋を軽く掃除したら今年読んだ小説だかなんだかが出てきたのですが、
せっかくなので手元にないものや、貸してもらった物含め備忘録代わりに
記載しておきます。このブログでちらほらでてきたのもありますね。

「人間とはどういう動物か」 日高敏隆

「ストライクウィッチーズ アフリカの魔女」 鈴木高昭

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック

「上意討ち」 池波正太郎

「谷中・首ふり坂」 池波正太郎

「食卓の情景」 池波正太郎

「おおげさがきらい」 池波正太郎

「DZ」 小笠原彗

「塩の街」 有川浩

「アスペルガー症候群」 岡田尊司

「闇の狩人(上)(下)」 池波正太郎

「男の系譜」 池波正太郎

「ギリシア・ローマ神話」 ブルフィンチ

「あほうがらす」 池波正太郎

「男振」 池波正太郎

「スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの」 藤真千歳

「ヘンたて 1・2」 青柳碧人

「華竜の宮(上)(下)」 上田早夕里

「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女(上)(下)」 スティーグ・ラーソン

「ミレニアム・火と戯れる女(上)(下)」 スティーグ・ラーソン

「リリエンタールの末裔」 上田早夕里

「ガールズバッドカンパニー」 紅羽一葉

「日曜日の万年筆」 池波正太郎

「静寂の叫び」 ジェフリー・ディーヴァー

「トウモロコシ畑の子供達」 スティーブン・キング

「神林長平トリビュート」

「南極点のピアピア動画」 野尻抱介

「約束の方舟(上)(下)」  瀬尾つかさ

「敵は海賊・海賊版」 神林長平

「ハーモニー」 伊藤計劃

「星の舞台から見てる」 木本雅彦

「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン

「地球保護区」 小林めぐみ

「ラベルのない缶詰をめぐる冒険」 アレックス・シアラー

「ボーンコレクター(上)(下)」 ジェフリー・ディーヴァー

「英雄の書(上)(下)」 宮部みゆき

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路」 藤咲淳一

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 眠り男の棺」 藤咲淳一

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械」 藤咲淳一

「ゼロ年代の想像力」 宇野常寛

「咎人の星」 ゆずはらとしゆき

「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上4」

「ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!」


とまぁこんな感じで9割方おもしろかったです。
1割は全然肌に合いませんでしたが、まぁ本との出合いなんて
そういうもんでしょう。それを踏まえても上々な打率だった思います。

印象深かったのは「食卓の情景」「おおげさがきらい」の2冊で、
池波正太郎氏のエッセイなんですけど読む本がたまたまないときの
つなぎにバックに忍ばせておくといろいろ重宝しました。
地に足ついた文体は何度読んでも飽きることなくおもしろかったです。
「おおげさがきらい」ってタイトルつけといて、痴漢撃退用に
刃引きしてある日本刀を携えて待機しているとか、弟の喧嘩の助太刀に
いの一番に角材もって相手に殴りかかった話とかね。どの口でいえんだと。


皆さんは一体どんな本を読んだでしょうか?
また来年もいい小説に出会えますように。南無  


Posted by ダブルジェイ at 02:10Comments(2)

2013年12月25日

アイアンレンジ

ちょっと前ですけど柄にもなくレッドウィングのブーツを買ったわけですよ。
以来靴磨きやら手入れが楽しくてですね。でもなんで楽しいかよくわかんないんですよね(腕組み)

自衛隊とか入隊早々ブーツの手入れを教わるんでしょう確か。
つま先をイッショケンメピカピカにするとか。

それこそ単純な工程ですが小さな達成感なんてものがあるんでしょうね。
愛着が沸いたり、エイジングの経過を楽しんだり、足に馴染んできたのを確認したり、
仕事で嫌なことがあってもブーツにブラッシングしてるときは忘れますよ。
こういうのは主観で楽しむものであって、このときの自分を肯定するだとかしてほしいだとか
そういうのを含むと途端に破綻するわけで。そこらへんは地に足つけておいたほうがいい。

同じブーツでも毎年毎年流行を追いかける若い女性ってのはこういう感覚とは
ちょっと違うんでしょうかね。安易に一括りにするのは尚早ではありますが。
あんまり手入れをするイメージが浮かばないんだよな。

でまぁ、「大事そうにしてますね」いわれて「まぁそうですね」としかいえないんだけど、
「でもすぐ汚れるから毎日手入れしても意味ないでしょ」っていわれんの。

私ね、こういうこと言う人って本当につまんねー奴だなぁと思うわけです。
いやね、だからといって「なんかおもしろいこといえ」ってフリも苦手なんですよ。
なにがいいたいかっていうと

「おもしろく努める必要もないがつまんないことをいう必要もない」ってこと。

んで同じ流れで「休日とかなにしてるんですか?」って聞かれて
「たまに料理してます」っていうと「でも1時間かけて作って食べるのは5分とか10分でしょ」とか
いやほんとこいつは総じてつまんねぇ奴だなぁってね。時折ビックリしますよ。

ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ

何年か前に私の飼い猫が寿命で死んだわけなんですが、なんかの折にその話になって
「まぁ僕が死んだら先に待ってる飼い猫と遊びたいですな」って冗談半分でいったら
「死んだらそこでオシマイでしょ」って真顔でいうの。
なんか中学時代にそういう人がいたなぁってちょっと懐かしくなったけど
それはあくまで当時だから成立する話であって、逆にそういうスタンスで
壁にブチ当たったことはないのかね?と聞きたい。

その人もペットで猫を飼ってペットロスを経験してると聞いて、
私もガラにもなくそんなことをいってみたものの、なんか予想外の返しがきちゃってねぇ。
なんかこうちょっと信じたいところってあるじゃない。私も霊の類もあの世のことも
信じちゃいないんだけど、とはいいつつもちょっとそういうのをどこかで信じたいところもあるじゃない。
ごく近しい範囲でさ。それが思い入れってやつなんじゃないのと。

「うちの猫が死んで4年経つが東北の大地震みたいな怖い経験しなくてよかったねぇ」と
時たま家人が思い出すように呟く。これが人間らしさというやつではないのか。

コミュ障っていう置換しやすい言葉ができて、なんかあったらそれいえば王手みたいな
風潮があるけど、それに収まらないパターンってのは結構あると思うんだな。
脳のどっかの部位が欠損してるとか機能してないとかそういう。
ちょっとそこまで勘ぐっちゃうぐらいの違和感ってやつで。

勘がいい人はお気づきだと思うけど、この流れからしてもわかるとおり
お金入れてモグラ出てきたらぶっ叩くみたいな感じでね。
こうなんというんでしょうなぁ、人を踏み台にしてる感が半端ないんですよ。
で、飛ばねぇの。まぁいいんだけどさ。

逆にフォークトカンプフ法で額にナルト貼り付けて「なにフェチなんすか」って冗談できくと
「特にないです」って真顔でいうんだから、お前はアンドロイドだ。

「アンタの汚れはみたいが、手前の汚れは別に見せるまでもないですよ」

私はこの流れが地味に恐ろしいなぁとつくづく思う。
他愛もない会話なはずなのになにか妙なシコリが残る。

過程を楽しむのか、結果のみしか見ないのは人それぞれだから
まぁどっちでもいいんだけど、後者は前者に対して興味をもたないまま
話を持ちかけるという食い合わせの悪さは事実としてあるのかなって。

仲間意識で腹割って話して恥を共有するのもちょっとどうかなって思いつつも、
他人の田んぼに長靴で足つっこむのもフェアじゃねぇだろっていつも思うんです。
といった感じで靴に始まり靴に終わるということで(陰腹を既に済ませてある)  


Posted by ダブルジェイ at 04:00Comments(2)

2013年12月15日

ワナナイト

休日を家でのんびりと過ごしていると、家人から「例のモノ」と
クリアフォルダを渡されて「例のモノってなんですか」という疑問が
私の顔に出ていたのかすかさず「ミスターXの原文」と補足の声が入ったのである。

あーあー、そうだそうだ。手配をお願いしていたのであった。すっかり忘れていた。

以前ここで私の義父が老人ホームで五箇条のご誓文を書き記したとかなんだとかと
どっかの一遍で述べたんですが、その五箇条のご誓文の原文がこそが
この「ミスターXの原文」なのですよ。今みたら五箇条どころか九箇条まであった。

以前、家人から「いつも大事そうに原文を抱えている」という話を聞いて、
ぜひとも読ませていただきたい(だっておもしろいに決まってる)と懇願したのが
もう一月前になるわけでして、まぁ一応断りを入れて「息子(私)が是非読みたい」ということを
素直に家人が伝えると「ほお!なんと正義感に溢れた息子さんなのだろう!よいですとも!」と
手渡され今に至るという。物事があらぬ方向に進んでるだけれども、ここで重要なのが

「誰も不幸せになっていない」 このことである。

生きていく上でこの道理を躓かずに進むのは真に困難だったりするけども、
まぁこういうこともあるんだなぁってしみじみ思うわけです。

いきなり「ミスターX」っていうおもしろ単語が出てきて皆さん不思議な顔をされていると
思われますが、ようはこのミスターXってのが施設でセクハラ騒動を起こした痴呆老人なんですよ。
名前もツラも素性も全部わかっちゃってんだけど、やはり悪としての椅子を用意しなきゃいけないのか
よくわからんお膳立てからはじまるわけで、読み進めて行くと静かな狂気を帯びつつ、
ミスターXに対して自らの正義に駆られた痴呆義父の暴走というかなんだかこれもまたロックな
感じで物事が進んでいく。正直ミスターXなんて単語を目にしたのはプロゴルファー猿以来ですよ。
そして今日も地球は回っているわけ。

A4の紙が合計4枚。おおまかな内訳は以下のとおりである。

●施設への嘆願書
●ミスターXへの警告書

どのA4用紙も達筆な字で見事に埋め尽くされており、
九箇条のご誓文は嘆願書にこう記されていた。

1、本人を呼んで事実を確認し、二度としない誓約書を出させる
2、上記1を添付して、被害届を警察署に届け出る
3、家族、親族への告知と退園勧告
4、全社員と入園者全員に事実を周知徹底させる
5、入園者の有志、又は全員の追放書を本人と親族に渡す
6、本人住居地の町内会に警告文書の配布
7、痴漢専門の弁護士の力を借りて、有効な手段の採用

追加項目

8、県内の介護施設の責任者にミスターXの情報を周知し被害を予防する
9、屈強な男子社員の0さん、Sさんに期待したいです

以上が九箇条のご誓文である。
間違っていないようで間違っていて、間違っているようで間違っていない。

そして私の心が最も震えたのはミスターXへの警告書であった。

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ミスターXへの警告書

先日XX日は主任のNさんに信じ難い性犯罪をして了った事を忘れはしないであろう。
具体的にはNさんがお前の席を通り過ぎる瞬間に、動物が獲物を狙って飛び掛るように
彼女の左側から飛びつき、左手で乳房をしっかりつかみ、上衣の上から触れると同時に
右手でお尻を触っていた。正に一瞬の出来事であった。

 これ等の手口は常習者のやり方で、素人ではできない行為である。
Nさんは逃げる様に、足早にその場を逃れて仕事場に移動した。

 この様な事が起きることを心配して、特に若い女性社員を守る為に
日頃から入園者の動向を特殊モニターで全て把握している。

お前が以前、或る婦人と2Fでした性行為は(中略)が、然し今回はまったく違う。

お前の体臭、指紋、声紋を全て採取してあるので、これからは
お前は全て監視されているし、特殊モニターが全て把握している。
今後お前のような痴漢は、天罰で早死にする様に楽しみにしている。
そしてこのままでは確実に地獄行きであろう。

若しも助かりたかったら、家族にも真実を話し、東京の警視庁に出頭して、
今までの犯行の全てを自白して助けを求めれば良い。終了

正義の味方より

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正義の味方からの警告文が
よっぽど悪のミスターXからの脅迫文のようである。

正気と狂気は紙一重であり、果たして私は自らを「正義の味方」として
身を置く覚悟を決める日がくるのであろうか。

なんだか冒頭が官能小説みたいだなと思いつつ、
「正に一瞬の出来事であった。」って締めが「池波正太郎」っぽくて
意味もわからぬまますこし安堵してしまった私がいるのも事実であった。

こういう滋養漲る文章が書けるようになりたいものである。
正義の味方が手書きで「乳房」や「お尻」などと書き記すのだ。
むしろそこまで細かい描写を覚えるまで凝視するならば
その場で諌めたほうがいいと思うのだが、それをいったら
世の中の経済活動なんて途端に破綻するようなものでる。

魂が宿った狂文というべきか、やはり本物には叶わない。叶わないのである。
特殊モニターってどんだけ便利な言葉なんだろうなぁ。  


Posted by ダブルジェイ at 20:26Comments(4)

2013年12月14日

レーザーされる

読みかけのまま放置していた「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」をようやく読み終える。
いわずもがなブレードランナーの原作ですな。

限りなく人を模したアンドロイド(レプリカント)をアンドロイドとして判断することに難儀していた
主人公リック・デッカードなんですが、なんだかこの流れに琴線に触れるものがあったんですな。

巷はまともそうな人が頭おかしかったり、頭おかしい風を装ってまともだったりとかこんなんですよ。
特にサバゲーだと良くも悪くもこういう機会に触れることがしばしばある。

フォークトカンプフ法でテストするまでもないのは「自称・変態」の手合いでなんだけども、
手前の竹光を「変態」という鞘に収めたくてしょうがないのかなと思いつつ、結論として

「抜き身のままでもなにも斬れやしないのだから別に無理に鞘に収めんでもいいじゃないか」

このことである。まぁアンドロイドか人間かはここでわかる。
「都合のいいところで変態におかれたい」このことがね、非常に引っかかる。
これは逆にいえば都合の悪いところは触れないでほしいってことなんですよ。
実はこの「都合の悪いところ」にかぎっておもしろ過ぎるんだけど、
哀しいかな当人とは共有できない箇所なのである。ここが天下分け目の大戦なのである。

自分で自分のことを持ち上げなければいけない状況に陥ってることに気付かぬ姿に
泡沫の如き儚さを感じてやまない。だってそう思っちゃうんだもん、しょうがねぇじゃん。

真なる変態というものは邪な気持ちがない。だって他人の目なんか関係ねぇんだもん。
以前に小雨坊についてここで書き記したことがあったけども、あの後再度
小雨坊とでくわしたことがあって、電話ボックスの中でやたら騒ぎたてながら

「svi1亜sぷあらっぶjか^あrc:そでもあ! ヴェッ! あ、いけるいけるいけるいける!!」

などと非常に文章にするのが困難な奇声をあげていた。
個室の空間で「いけるいけるいける!」などと叫んでいたんだが、
いったい「どこ」に「いける」というのか甚だ疑問に残る。つまりは生き方がロックなのだ。
下心も邪心も含まない完全なピュアな結晶がそこにある。

ここでまぁ一つの区切りがつくわけなんだけども、前述にもあるとおり
恐ろしいのはここから先の話である。

「自称・変態」が必ずしも「さして変態でもなんでもない」と言い切れるかというとそうでもない。
この段階で私はデッカードの立場に身を置くことになる。

「変態かどうかは目を見ればわかる」と1番の変態が目を爛々とさせつつ、
私に説き伏せたことがあったのである。あぁなるほどなぁと思いつつ、
この手合いこそが最も恐ろしいと思った次第であった。
いわゆるハイブリットというのか、冷静と情熱の間にというか。

まぁフォークトカンプフ法でテストするまでもない話においての極例というべきか、
自らを変態と認識しつつ世間に紛れ込む姿はまさにネクサス6そのものである。
というか今までの流れだとフォークトカンプフ法を試すに至らない状況しかないが。

ネクサス6は紛れ込みつつも要所要所で確実に滲みでるというかオメガがブーストされるわけだから
これまたフォークトカンプフ法の出番がない。いつテストするんだよこの方法。
まぁ火のないところに煙はたたぬし、なによりその火を消そうとやっきになる浅野内匠頭が
癇癪もちのお稚児好きという話である(関連性を一切考えてない開き直り)

完全なクリスタル体の結晶のままの変態と、人の形を成したクリスタルボーイがいる。
まぁ私が今クリスタルボーイっていいたいだけの話ですけども。

ただ一ついえるのは真なる変態は人に迷惑をかけない。
否、かけたとしてもそれは災い転じて福となす。このことである。

では最後に小雨坊のロックな発言をもう一度どうぞ

「svi1亜sぷあらっぶjか^あrc:そでもあ! ヴェッ! あ、いけるいけるいけるいける!!」  


Posted by ダブルジェイ at 20:02Comments(2)